お歳暮のお返しはいつまでに?年明けでも大丈夫?マナーとお礼状の文例

お歳暮のお返しのお礼状
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お歳暮のお返しのお礼状
お歳暮を受け取ったものの、どのように対応したら良いか戸惑ってしまうことってありますよね。間違った対応をしてせっかくお歳暮をいただいたのに失礼をしては・・・とお歳暮のお返しについて不安をいだいているあなたのために、今回はお歳暮を受け取った際の「失礼のないお礼の方法」として、

・お歳暮のお返しはいつまでに送ればいいのか?年明けでも大丈夫なのか?
・お歳暮のお返しのマナーでのしは必要なのか?
・お歳暮のお礼状の文例、ビジネスと両親・親戚の場合の例文

をご紹介していきます。
[br num=”1″] お歳暮を送る場合のマナーについてはこちらを参考にしてみてください。

目次

お歳暮のお返しはいつまでに?年明けでも大丈夫?

お歳暮とは、一年の間にお世話になった感謝の気持ちを込めて贈るものです。「ありがとう」に「ありがとう」を返す必要はありませんから、お歳暮のお返しは基本的には不要です。
しかし、品物を受け取ったお礼はしなければいけません。もしお歳暮を配送で受け取ったら、その日のうちに電話でお礼を言うか、一両日中にお礼状を出しましょう。
お歳暮を送った人は、無事に相手に届いたか気にしています。なによりも先に、受け取ったという事実を伝えることに意味があります
もし、電話や手紙のお礼だけでは心苦しい場合は、半額?同額程度のお返しをしても良いでしょう。個人的なやり取りであれば半額程度、ビジネスであれば同額のお返しでも良いでしょう。

お歳暮のお返しはいつまで?

もしお歳暮が一般的なお歳暮期間(12/10~12/20頃)に届いたのであれば、お返しは年内にしたほうが良いでしょう。お礼にしてもお返しにしても、時間を開けないことが重要です。

どうしても忙しくて年内にお返しできなかった場合や、お歳暮自体が年末に届いた場合は、年明けにお返しをしても大丈夫です。お歳暮期間以降のお返しは、「お歳暮」から「寒中御見舞」や「御年賀」と名目が変わります。
ただし、年明けでも大丈夫と思ってお返しまでの時間を開けてしまうと、相手はお返しとは別件で贈られたと思い、「お返しのお返し」が返ってくることがあります。こうなると無限のループですよね^^;。
年は明けても時は開けない」、これが原則です。

相手が喪中の場合は?

お歳暮は祝い事ではないので、基本的に喪中であっても影響を受けません。ただし、お返しであっても忌中(四十九日まで)は避けましょう。忌明けが松の内であれば、松の内以降に「寒中御見舞」として贈るほうが良いでしょう。

お歳暮のお返しのマナー、のしは必要?

最も大切なことは、「お返し」よりも「お礼」です。
自分のために品を選び贈答の手続きをしてくれた労と相手の心遣いに、感謝の気持ちを「素早く」伝えることが大切です。
お歳暮のお返しには、品を選ぶ時間がかかったり配送する時間がかかったりと、お歳暮を受け取ってから数日は要します。その間、相手に「お歳暮が無事に届いたか」心配させないよう、ひとまず電話か手紙ですぐさまお礼を伝えましょう。

相手が負担に思わない品を選ぶ

あまりにも立派なお返しを贈ると、相手は返って恐縮してしまいます。相手の負担となってしまっては本末転倒なので、高価なものは避けましょう。乾物やお菓子といった、気楽なものが無難でしょう。

のしはどうするの?

どのような名目か、お返しする時期はいつかによって、のしは変わります。
友人や同僚など、対等な立場の相手にお返しをする場合、同額以下のものを「お歳暮」としてお返ししても、相手の負担にはならないかもしれません。相手が目下の方や、お世話をしてきた方であれば、半額程度のものを「お礼」としてお返しする方が良いでしょう。

また、お歳暮としてお返しできるのは、遅くても12月下旬までです。時期を過ぎてしまったものは「寒中御見舞」として贈りましょう。ただし、松の内に贈る場合は「御年賀」とします。松の内が過ぎてしまえば「寒中御見舞」として贈りましょう。
のしは赤金の花結びを使います。もし相手が喪中であれば、無地の短冊を使いましょう。

お歳暮のお礼状の文例、ビジネスと両親・親戚の場合の例文

お礼状とは、普段書き慣れていないと、なかなか滑らかに書けないものです。ビジネスとプライベートでは言葉選びこそ違うものの、基本となる構成はどちらも同じです。時候の挨拶から始まり、相手の健康や活躍を気遣う文を入れ、お歳暮をいただいたお礼、品物の感想、締めの文章。これが基本的なお礼状の内容です。
定型文だけではなく、自分の言葉で感謝や感想を伝えると、より気持ちのこもった手紙になります。参考までに、ビジネスとプライベート両方の例文をご紹介します。

ビジネスでのお礼状の例文

拝啓 師走の候 貴社におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたびは大変結構なお品をお送りいただき、誠にありがとうございました。早速にも、社員一同有難く頂戴いたしました。
弊社は皆さまのご期待に応えるべく、社業の発展に全力を注いでまいりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
末筆ではございますが、貴社の一層のご繁栄をお祈りし、先ずは書中にて御礼申し上げます。 敬具

両親・親戚へのお礼状の例文

拝啓 師走に入り慌ただしい日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、このたびは丹精込めて作られた苺をお送りいただき、ありがとうございました。今年の苺は例年にも増して甘みがあり、家族一同大変おいしく頂戴いたしました。
しばらくご無沙汰しておりますので、来年の正月は家族でご挨拶に伺おうと計画しているところです。お父様、お母様(または伯父様、伯母様など)の元気なお顔にお会いできます日を、楽しみにしております。
本日別送にて、心ばかりの品をお送りいたしました。お口に合うか分かりませんが、ご笑納くださいませ。
寒さはまだ続くようです。どうぞご自愛ください。略儀ながら書中にてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。 敬具

 

まとめ

マナーというものは道理にかなっていて、その根底にあるものは「相手を思いやる気持ち」です。お歳暮のやり取りでも同じことです。
なかには、お歳暮を贈れば当然同等のお返しを貰えると思っている人もいるかもしれませんが、これは全くの思い違いです。マナー上お返しの必要がないことですから、もしどうしてもお返しをするのであれば、さりげなくしたほうが良い場合もあるでしょう。

のしを掛けて、何かしらの名目を付けなければいけないということはないのです。直接会う機会があるのなら、ちょっとした品物にリボンを掛けてお渡しするのも良いでしょう。
季節の果物に「おいしそうな○○を見つけたので、ぜひ食べてみてください。」と一言添えて、のし無しで配送するのも良いでしょう。相手の立場や関係性を鑑みてお返しの方法を決めることが大切です^^。

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