バレンタインデーの起源と意味は?チョコ以外のプレゼントでおすすめは何?

バレンタインデー起源と意味
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バレンタインデー起源と意味
バレンタインといえば、日本では1年で最もチョコレートが売れる時期ですよね。本命チョコ、義理チョコ、友チョコ、自分チョコ・・・。多くの女性が、それぞれの思いを込めて、チョコレートを贈ったり、自分へのご褒美と称して買って食べ比べしてみたりするのは毎年の風物詩です。

でも、なぜバレンタインデーにはチョコレートなんでしょう?そもそもバレンタインデーとは、どんな日なんでしょう?

今回はバレンタインの素朴な疑問を解き明かしつつ、チョコ以外のバレンタインに贈るおすすめプレゼントもご一緒に紹介していきます。

目次

バレンタインデーの起源と意味は?

聖バレンタインって誰?

バレンタインデーの由来として、聖バレンタインという人物の名前を耳にしたことがある人も多いかもしれません。聖バレンタインとは、3世紀のキリスト教の聖職者である聖ウァレンティヌスのことです。ウァレンティヌスの英語読みがバレンタインなんですね。
聖ウァレンティヌスは、269年、当時のローマ皇帝クラウディウス2世によって処刑されました。ウァレンティヌスは、死後、正教会やカトリック教会で聖人として扱われています。ただし、史実上の実在は明らかではないそうです。

なぜ聖バレンタインを記念する日になったの?

聖ウァレンティヌスの実像ははっきりしていないものの、次のような伝説が残っています。

3世紀中頃、ローマの皇帝であったクラウディウス2世は、兵士の士気が下がることを危惧して、兵士の結婚を禁止していました。故郷に愛する人を残したまま戦地へ赴けば、命を懸けて戦うことをためらうだろうと考えたからです。
しかしこの法に背いて、ウァレンティヌスは若い兵士の結婚式を執り行います。そして、クラウディウス2世の怒りを買ったウァレンティヌスは、捕らえられ処刑されてしまいました。

このエピソードにより、ウァレンティヌスは聖人として扱われるようになり、中世頃には恋人たちの守護聖人として、民間でも信仰されはじめました。
こうして、聖ウァンティヌスが殉教した2月14日を、バレンタインデーと呼び、恋人たちが中心となって祝うようになったと言われています。

海外の人はバレンタインをどう過ごしてる?

世界的に見ると、日本のバレンタインはとてもユニークなものであることをご存知ですか?海外では男性から女性へ贈り物をする傾向が強く、またチョコレートよりも花束やカードを贈ることが多いです。
世界のバレンタイン事情、いったいどのようなものなのでしょうか?少しだけ覗いてみましょう。

ヨーロッパのバレンタインデーの過ごし方

◇イギリス
男性が女性のために素敵なデートをセッティングしたり、贈り物をしたりと頑張ります。
イギリスでは、19世紀にチョコレートをプレゼントする習慣がありましたが、今のプレゼントの主流は花束とカードです。

◇イタリア
バレンタインデーの起源となった国ですが、とりわけ盛り上がるということはないようです。
若い世代には「恋人同士が過ごす日」という認識があるようですが、ここ数年の不況で派手に祝う人は減ったそうです。

◇ドイツ
既にお付き合いしている人、夫婦になっている人が対象です。日本のように、付き合ってもいないのに、贈り物をする習慣はありません。

アメリカのバレンタインデーの過ごし方

◇北米
男性から女性へ贈り物をする傾向が強いそうです。アメリカでは、恋人同士や家族間で普段の感謝を示す日という認識もあります。
贈り物の主流は花で、最近では一風変わったアレンジフラワーが人気だそうです。

◇グァテマラ
バレンタインデーにテディベアを贈る、独特の風習があります。

◇ブラジル
お祭り大国ブラジルですが、意外なことにバレンタインを祝う習慣はありません。6月12日が「恋人の日」で、恋人たちはこの日に盛り上がるそうです。

アジアのバレンタインデーの過ごし方

◇中国・香港
「情人節」と呼ばれ、男性が女性のために目いっぱい頑張る日です。男性は抱えきれないほどの花束を用意し、女性の自宅ではなく、オフィスに持って行きます。
女性はその花束をデスクに飾り、他の女性社員と張り合うわけです。
私が香港で働いていたとき、恋人がいない女性達は、何と自分で自分宛てに花束を買ってデリバリーしてもらい、あたかも男性から貰ったかのようにデスクに飾っていました。

◇韓国
日本の風習の影響を受けているのか、女性から男性へチョコレートを渡す習慣があります。また、日本発祥のホワイトデーの習慣もあります。
韓国で面白いのが、4月14日の「ブラックデー」。バレンタインに何も貰えなかった者同士で、黒い服を着てジャージャー麺をつつき合います。(ジャージャー麺の色が黒いということから由来しているのだとか!)

◇台湾
旧暦7月7日と合わせて2回のバレンタインデーがあります。また、男性から女性へバラを贈る風習があります。
贈るバラの本数には意味があり、1本なら「あなただけ」、100本なら「結婚してください」などのメッセージが込められているそうです。

◇タイ
男性から女性へ、チョコレートと花束を贈る習慣があります。また、海外のバレンタインでは珍しく、義理チョコや友チョコを贈ることもあるそうです。

◇インド
基本的にバレンタインのお祝いはしません。宗教的な問題があり、国内の右翼派が目を光らせているためです。

イスラム諸国のバレンタインデーの過ごし方

◇サウジアラビア
キリスト教発祥の風習であるバレンタインを祝うことは、全面禁止されています。

◇カタール
バレンタインを祝う習慣はありません。2月14日は、National Sports Dayとして国中のあちこちでスポーツイベントが開催されており、恋人たちの甘い雰囲気は微塵もありません。

◇アフガニスタン
バレンタインのことは、ほぼ知られていません。そもそも男女交際に厳しい国なので、恋人たちの日という発想がないようです。

オーストラリアのバレンタインデーの過ごし方

クリスマス並みに盛り上がる日のようです。カップルがレストランで食事をし、男性が女性へ贈り物をする、特別な日なのです。

アフリカのバレンタインデーの過ごし方

◇コンゴ
キリスト教徒の多いコンゴだけあって、若いカップルはバレンタインを祝う習慣があるそうです。

◇エチオピア
バレンタインの習慣はありません。一方、クリスマスとイースターは盛り上がります。
エチオピアでは、4月のイースターの2カ月前に断食を行うのですが、バレンタインがちょうどその時期に当たるので、とても贈り物どころではないそうです。

同じバレンタインデーでも、国によってスタイルが全く違うこともあり、とても興味深いですよね^^!

バレンタインにはどうしてチョコをプレゼントするの?

バレンタインデーと言えば、女性から男性にチョコレートを贈る日ですよね。しかし、これは日本独自の風習です。確かに欧米でもチョコレートを贈ることはあります。
しかし、これはあくまで数ある贈り物候補のなかのひとつであって、日本のように「バレンタイン=チョコレートを贈る」といったことはありません。ではなぜ日本ではチョコレートを贈るようになったのでしょうか?

お菓子業界のバレンタイン商戦が発端ってホント?

日本でチョコレートを贈るようになった由来は、正確には特定されていません
しかし最も有力な説では、「1932年(昭和7年)、神戸の洋菓子店モロゾフが、バレンタイン用にハート型のチョコレートを販売したことが始まり」と言われています。
モロゾフは同年のバレンタイン直前に、「バレンタインデーにはチョコレートを」という新聞広告を載せており、その後もチョコレートによるバレンタイン商戦を繰り広げてきました。

その後、バレンタインデーにチョコレートを販売する動きが多方面に広がります。1958年(昭和33年)には伊勢丹が、1960年(昭和35年)には大手菓子メーカーの森永が、そして1968年(昭和43年)には輸入雑貨店のソニープラザが、バレンタインデーにチョコレートを贈るキャンペーンを行いました。
こうして次第に日本国内でチョコレートを贈る風習が浸透し、1970年代には若い世代を中心に、現在のバレンタインスタイルが定着しました。

バレンタインのプレゼントでチョコ以外でもらって嬉しいものは?

バレンタインデーにチョコレートを貰ったら、もちろん嬉しいと思いますが、印象深い贈り物をするためには、チョコレート以外を贈って、他の女の子と差を付けたいところですよね^^。
では、チョコレート以外のプレゼントで、喜ばれるものって何なのでしょうか?

相手が恋人や夫の場合に贈るチョコ以外のプレゼント

◇有名店のケーキ
普段は利用しないような有名店のケーキを、この日は頑張って並んで、彼のために購入してみてはいかがでしょうか?その頑張りこそが愛情の深さですよね!

◇ネクタイ
社会人の男性であれば、ネクタイは必需品ですよね。相手を「縛る」ネクタイは、特別な女性だけが贈ることのできるアイテムです。

◇ボールペン・万年筆
質の良い筆記用具を買おうと思っても、なかなか自分では買わないものです。プレゼントされたら、とても重宝すると思います。

◇手料理
大切な女性が振る舞う手間暇かけた料理は、お金では買えないピュアなプレゼント。イベントを家で過ごしたいカップルにおすすめです。

◇ワイン・日本酒
相手の好きな銘柄が分かっていれば、その銘柄を取り寄せましょう。もしバレンタインデー当日に手料理を作る予定があれば、料理に合うお酒を選ぶのも一つの手です。
お酒を贈るということは、単に相手に飲んでもらうだけでなく、「お酒を飲みながら一緒に過ごす時間」という、何にも代えがたいひとときをプレゼントするということなのです♪

◇スマホカバー
ブランドバッグや財布は高くて無理だけど、何とかブランド品を贈りたいという方には、スマホケースがおすすめです。他の製品に比べると、安く手に入れることができます。

相手が上司や同僚の場合に贈るチョコ以外のプレゼント

◇和菓子
男性のなかには、「甘いお菓子が苦手!」なんて人が、意外に多いものです。特に年配の男性は、チョコレートを貰うより、煎餅や最中のような和菓子を貰った方が嬉しいかもしれませんね。

◇スティックコーヒー
自宅やオフィスで簡単にコーヒーが飲めるので、ものぐさな(失礼!)男性には嬉しい一品ですよね。

◇ゴルフボール
相手がゴルフをする方であれば、ゴルフボールは喜ばれますよ。ゴルフボールはプレイ中に失くなることがあるからです。ただ、ゴルフボールは好みの分かれるものなので、あまり癖の強いものは避けたほうが良いでしょう。
また、相手がゴルフ上級者の場合、ゴルフボールにこだわりがある可能性もあるので、別のものをプレゼントしたほうが無難かもしれません。

相手が学生の場合に贈るチョコ以外のプレゼント

あまり高価なものを贈るのは、ホワイトデーのお返しで相手に負担をかけてしまうかもしれません。バレンタインデーには、さりげない品を贈るほうが良いと思います。

相手が部活やサークル活動をしている場合、その関連のものを。例えばテニスをしている相手には、リストバンドのような、大げさにならないものが良いでしょう。スマホカバーや定期入れも良いですよね。

手作り品(お菓子以外)は、お付き合いしている場合のみにしましょう。付き合っていない相手から貰う手作り品は、相手に重たい印象を与えかねません。

まとめ

バレンタインに女性から男性へプレゼントを贈る日本の風習は、男性を立て男性に尽くす日本女性の性格を、よく表しているともいえますよね^^。海外の男性から見たら羨ましく思ってしまうかも?!

せっかくの男性へ贈り物をする機会なので、予め相手の好みをリサーチして、心から喜んでもらえるものを贈りましょう。
クリスマスとバレンタインは2ヶ月しか離れておらず、とても近い時期にやってきます。両方とも高価なプレゼントを渡してしまうと、翌年以降の基準となってしまい、後々辛くなることもあります。

クリスマスに相手の望むものをプレゼントしたのなら、バレンタインはチョコレートとカードだけにして、メリハリを付けることも大切かもしれませんよ。

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