冬のボーナス支給日はいつ?平均はいくらぐらいもらっているのか気になる他人のマネー事情

冬のボーナス
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冬のボーナス
冬になると、クリスマスに年末年始・お正月と、楽しいイベントが盛りだくさんに続きますよね!でも何かと物入りで、出費が多い時期でもあります。

そんな時、心強い助っ人が冬のボーナス!ではないでしょうか?

ところで、
[char no=2 char=”疑問女”]ボーナスって、普通どれくらいの金額が、いつもらえるものなのでしょうか?[/char]

今回の記事では、冬のボーナスについて、ボーナスの由来から始まり、一般的なボーナスの支給時期大企業や民間企業、公務員のボーナスの平均金額についてご紹介していきます。

目次

冬のボーナス支給日はいつ?

ボーナスの意味を知ろう!ボーナスの由来

ボーナスの由来
ボーナスといえば、「夏と冬の2回あって、お給料の他にもらえるもの」というのが多くの人が漠然と持つイメージなのではないでしょうか?

ボーナスの語源は、「良い」を意味するラテン語“bonus(ボヌス)”であり、ローマ神話の収穫と成功の神様「bonus eventus(ボヌス・エヴェントス)」が由来だと言われています。

日本では、封建時代に商人社会や職人社会で、盆暮に支給されていた「お仕着せ」が起源とされています。
この「お仕着せ」とは、盆暮に大商店の主人や職人の親方等が、奉公人に着物を支給していたという、習慣のことです。

そして、1876年(明治9年)に、三菱が支給した賞与制度が、日本初のボーナスだと言われています。

これは、三菱が明治8年から9年にかけて、海外勢と価格競争をして勝利するのですが、三菱の社長である坂本彌太郎は、この勝利は社員による奮闘のお陰だとし、各人の働きを査定して上・中・下に分け、年末に賞与として支給するとしました。

とはいえ、実際には、差などは付けずに、資格ごとに一律で支給したそうです。
この賞与はあくまでも、価格競争に勝利したご褒美的なもの。
「三菱社誌」によれば、賞与が現在のいわゆる“ボーナス”のように、毎年定期的に支給されるようになったのは、明治21年からのようです。

このことからもわかるように、ボーナスは、働く上での励みになりうるものであり、大きな楽しみという意味合いがあります。

冬のボーナスの支給日は公務員と一般企業では違う?

ボーナス支給日
さて、簡単にボーナスの由来について見たところで、では次に、冬のボーナスについてですが、いつ支給されるのでしょか?
誰もが「少しでも早くもらいたい!」と、その支給時期が気になるところですよね。

実は、
国家公務員は「法律」で
地方公務員は「条例」で
それぞれボーナスの支給される時期が定められています。

これによると公務員のボーナスの支給日は

夏のボーナスは6月30日
冬のボーナスは12月10日

と決まっています。

しかし、一般企業の場合は、特に何月何日に支給すべし、といった決まりはなく、各会社によって支給日を決めることができます。

とは言え、一般企業のボーナス支給日は大まかにいうと

夏のボーナスは7月初旬
冬のボーナスは12月初旬

といった形で、年2回と規定しているケースが多いです。

ボーナスの金額はどのようにして決められているのか?

ボーナス支給額
ボーナスの金額が、どのようにして決まっているかというと、
一般的には、

月ごとにもらっている基本給の数か月分の金額
[br num=”1″] とされています。

数か月が何か月なのか?という点が気になるところですが、これは企業によって異なります。
大企業の場合は2.5か月、他は2か月としているところが多いです。

また、それに加えて、勤務成績の評価点を加味している企業も少なくありません。

もちろん、会社の業績によっても金額は大きく変わってきます。

例えば、個人で経営している小さな会社などの場合には、
「この社員は能力が高いのでこの額で、この社員は特に頑張っているのでこの額で」等、経営者の判断で決めているというところもあります。

一方、公務員のボーナスの金額は、期末手当(低率で支給される賞与)と、勤勉手当(勤務成績に対する評価で決める賞与)の合計となっています。

公務員の給与や賞与は、人事院の給与勧告によって決定しているのです。

ボーナスはなぜ年2回夏・冬支給なのか?

ボーナス夏冬
ボーナスはなぜ年に2回、夏と冬の時期に支払われるのかというと、日本は、第二次世界大戦敗戦後のインフレで、労働運動が高揚し、そのため生活費がかさむ夏と冬に「一時金」が支給されていたのが発端とされています。

実際、夏にはお盆、冬には年末年始と、家族・親戚づきあい等、何かと物入りになる季節だけに、この「夏と冬に支給されるボーナス」というのは、うまい具合に金欠を補ってくれる救世主だと感じている主婦は多いのではないでしょうか^^;

続いて、次の章では、気になる他人のフトコロ事情。冬のボーナスの平均額についてご紹介していきます。

冬のボーナスはいくらもらっている?平均はどれくらい?

冬のボーナス平均
筆者は結婚前、地方公務員をしていましたが、民間企業で働く友人に比べ、ボーナスの金額が微妙に違っていた記憶があります。
同い年なのになぜ?と、当時は正直思ったものです。

とはいえ、1章でお伝えしたボーナスの算出方法を知れば、これは納得の部分ではありますが、では、大企業や民間企業、公務員ではボーナスの金額にどれくらいの金額差が出てくるものなのでしょうか?

ご一緒に見てみましょう。

細かく見ていくと、平均値を発表している出所が様々であったり、数値が微妙に違っていたりするので、一概に言うことは難しいのですが、2016年のデータについて計算してみたところ、

冬のボーナスの平均額

大手企業平均 → 約82万円
民間企業平均 → 約37万円
国家公務員平均 → 約70万円

という数字になりました。

尚、中小企業にあっては、約4割の企業で「ボーナスの支給なし」という、結構衝撃的な結果でした。(※“大阪シティ信用金庫”のデータより)

また、地方公務員の場合も、都道府県・市区町村によって違いがあり、夏冬合わせた金額が、上は約170万円、下は約60万円等、差がとても大きいので、平均値は発表されていません。

ちなみに、大企業の新入社員の場合、冬のボーナスは一律に出す傾向にあり、平均すると10万円くらいといわれています。

また、20代の冬のボーナスは平均40万円前後、30代では平均50万円前後です。(但し、大企業の場合には70万円くらいのケースもあり、企業力等で大きな違いがあります)

尚、ボーナスについては、当然のことながら、20代は前半と後半では金額に大きな開きがあります。
これは、前半はまだ就職して間もないためですが、後半になるとある程度スキルも身に付く分、評価も高くなり、ボーナスの金額も上がっていくためです。

あとは、同期入社でも最終学歴によって金額の差が出てきます。
ボーナスの金額は先にも説明したように、「基本給」が基準なので、年齢の低い高卒の人より、年上の大卒の人のほうが、基本給が高いからです。

夏と冬ではボーナスの金額が違うのはなぜ?

ボーナス
結構、毎年気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、夏と冬では、ボーナスの額が違いますよね?

実際、2016年の民間企業のボーナスは、厚生労働省のデータによると、

  • 夏は36.5万円
  • 冬は37万円

となっています。

また2016年の、国家公務員のボーナスで見てみても、

  • 夏は約63万円
  • 冬は約70万円

と、夏より冬のほうが多い傾向にあります。

これは、年越し資金等、何かとお金がかかることを想定していたり、「大晦日につけ払いの徴収をしていた」という風習が今に至る、といった理由から、冬のほうが少し高くなっているんですよ^^。

ボーナスがない場合もあるって本当?

ボーナスない
2章で少し触れましたが、中小企業では、約4割がボーナスがないというデータがあります。

これは一体どういうことなのでしょうか?

実は、ボーナスは、会社の就業規則や雇用契約書等で支払うことになっている場合は除き、「支給しなければならない」といった法的義務がないのです。

そのため、「会社の業績が悪いのでボーナスはカット」といった台詞を耳にすることもあるかもしれませんが、このような場合でも違法にはならないのです。

とはいえ、ボーナスが出ないから損してるとは言い切れない場合も・・・。

例えば、
ボーナスも給料の一部なので、ボーナスをもらわない分、月々の給料に加算されるほうが、実は手取りが多くなるという考え方もあります。

ボーナスは業績に左右されるので、業績が悪くなると、ボーナスの額も下がってしまいます。
毎回、業績によって変動してしまうボーナスより、本来もらうはずのボーナス分を給料に加算して、基本給が高くなるほうが良い、そういう考え方もある意味、一理あるといえるでしょう。

就職や転職の時には見落としがちなボーナスの規定ですが、後から「エッ?」ということがないように、きちんとチェックしておきたいですね。

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