アジアゾウ11頭とアフリカゾウ1頭の全部で12頭という日本で最多のゾウが暮らす動物園として、子供を持つファミリーや動物好きの間で人気を集める市原ぞうの国で相次いで6頭のゾウが体調を崩し、16日にそのうち2頭が死んだことが分かりました。
突然の痛々しい、悲しいニュースですね・・・。
6頭も次々と体調を崩して2頭も一気に死んでしまうなんて、いったい何が原因なのでしょうか?
日本一ゾウが暮らす市原ぞうの国 映画「星になった少年」ランディで有名
ゾウさん好きにはたまらない、日本で一番たくさんのゾウが暮らす動物園・市原ぞうの国。
1989年に開園し、総面積は約3.5ヘクタールという広さを誇ります。
さらに、市原ぞうの国から徒歩5分の位置には、キリンテラスやペンション、カフェ、グランピング施設などがある市原ぞうの国の分園的位置づけのサユリワールドもあり、リゾート型動物園として人気です。
サユリワールドは、坂本小百合園長の下の名前に由来するようですね。
市原ぞうの国にいる、たくさんのゾウさんの中で最も有名なのは、1987年にやってきたタイ出身のランディで、2005年公開の映画「星になった少年」のモデルとして有名です。
市原ぞうの国 ゾウ2頭の死亡原因は?体調不良の4頭は大丈夫?
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— 市原ぞうの国・サユリワールド【公式】 (@IEK_SW_official) May 10, 2021
2頭のゾウ死亡という衝撃ニュースは、市原ぞうの国が公式ページとSNSを通じて発表しました。
死亡したのは、30歳メスのプーリーと35歳メスのミニスターです。
5月14日の夕方頃から体調不良や食欲不振の症状が出て、治療中でしたが、5月16日に亡くなってしまいました。
既にお葬式が終わって、埋葬されているとのことで、園内には献花台が設けられているそうです。
プーリーとミニスターの年齢は、人間で言うと35歳から40歳くらいで、まだまだ若く、本当に悲しく感じますね・・・。
体調不良になったのは亡くなったプーリーとミニスターの2頭だけでなく、他に4頭がいて治療中です。
全部で6頭が突然体調不良になったわけですが、
- 食欲がなくなる水が飲めなくなる
- 便が出なくなる
- お腹が張る
などの共通の症状が見られたとのこと。
となると、何かに感染したか、餌に何か問題があって中毒を起こした可能性が考えられそうです。
幸いにも4頭は現在、回復に向かっていて危険な状態ではないのが、せめてもの救いですね。
市原ぞうの国の環境改善にクラウドファンディングを呼びかける声も
市原ぞうの国は、今年3月にリニューアルオープンしたばかりです。
市原ぞうの国の園長は、
2019年の台風や大雨などの天候不良に続き、現在の状況に不安がなかったわけではないけれど、
『こんな時だからこそ、思いっきりのお客様の笑顔を見たい!楽しいニュースをお届けしたい!』
とリニューアルに対する決意と熱意を語っていました。
本当にゾウさんたちを始めとする動物やお客さんを思う情熱と愛を感じさせられます。
今の社会的状況もあるので、市原ぞうの国で過去にゾウと触れ合ったり、楽しく過ごした経験のあるネットユーザーからは、
コロナ禍での治療や看病で経営的に厳しいならクラウドファンディングを募ってはどうだろうか?
という声も結構あがっているようです。
また、ゾウさんたちが集団で体調不良になった原因に事件性がないかどうか、原因もしっかり調べてほしいという声も多いようですが、本当、原因がハッキリしないとまた同じことが起こる可能性もあるわけで・・・。
ゾウさんたちが安心して暮らせる環境を是非守ってあげてほしいですね。
さいごに
こんなにたくさんのゾウさんが一気に体調不良になって、しかも亡くなってしまうなんて。
ゾウさんは長寿で知られているので、本当だったらもっともっと長く生きていたはずなのに・・・と思うと残念な気持ちでいっぱいです。
残りの4頭が早く回復して元気になりますように!
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