大阪の秋の名物といえば、なんといっても岸和田のだんじり祭!
岸和田だんじり祭は全国的にも有名で、狭い路地をだんじりが建物すれすれで通るさまや、スピードをあげて方向転換させる様子は、見ていて圧巻です。
時々まわりきれなかっただんじりが転倒したりで負傷者も出たりしますが、それだけ熱くて激しいお祭りです。
祭りが終わったあと、だんじりが曳行した場所の建物を見ると、ところどころ破損していたりして、その激しさを物語っています。
そんな岸和田だんじり祭について、2015年の開催日程と見どころ、交通規制や最寄り駅などについてご紹介します。
岸和田だんじり祭2015年の日程と見どころは?
今年の岸和田だんじり祭は、
岸和田地区、春木地区の「9月祭礼」が9月19日(土)と20日(日)
旭・太田地区、修斉地区、南掃守地区、八木地区、山直地区、山直南地区、山滝地区の「10月祭礼」が10月10日(土)と11日(日)
に行われます。
岸和田のだんじり祭は、300年程前の岸和田藩主岡部長泰公が、穀物が多く収穫できるように祈願して行ったことが始まりと言われています。
男性の祭と言ってもいいこの祭は、だんじりに乗れるのは男性のみ。だんじりの曳き手としても女性はあまりいないようです。地域の住民は1年を通してこのだんじりを中心に生活しているといってもいいほどの、とにかく「熱い祭り」です。
町会ごとのだんじりが狭い路地や市街地を人の手だけで曳かれ行くさまは、今も昔も同じ姿で、伝統や地域のつながりの強さを感じることができます。
特に「やりまわし」と言われるスピードをあげての方向転換では、曳き手の息が合わなければうまくまわせません。そしてその勢いでだんじりが倒れることもあるほどです。一度は至近距離でその圧巻ぶりを見てみたいものですね^^。
岸和田だんじり祭 交通規制はあるの?最寄り駅はどこ?
だんじり祭を見に行くには、公共の交通機関を利用したほうがいいです。
だんじりの通行のため祭りの中心部は車両規制が行われているからです。
南海本線の忠岡?蛸地蔵の間で、南海本線沿線~大阪臨海線の付近は車で入れない場所が多くなります。
最寄駅は南海本線の岸和田駅ですが、祭り自体は春木?蛸地蔵の間で行われます。混雑を避けたいようなら岸和田駅以外の利用も検討されてもいいかと思いますよ。
4トンを超えるだんじりが勢いよく行き交う祭りですので、見物するのも注意が必要です。危険な位置や行為は怪我の元ですから注意しましょう。
筆者も見に行ったことがありますが、猛暑日でしたので暑さに困りました。
でも、雨でも猛暑でも傘は危ないし見えないのでやめましょう。
想像以上の人混みだったのでトイレの確保も心配でした。
コンビニなどの位置もあらかじめ確認しておきましょう。
水分の確保も忘れずに!
岸和田だんじり祭りのパレードの順番は?
だんじり祭では、各地区に町会があり、町会ごとにだんじりを持っています。
この「町会」がだんじりの基幹だと言っても過言ではありません。
そしてだんじりの曳行についても、パレードの順番というものが決められています。
各日、地域ごとに町会の順番と時刻が細かく表示されているので公式サイトで確認してから行くとよいでしょう。
ちなみに9月19日(土)のパレード初日の順番は、岸和田駅前を13時ちょうどに1番の「中北町」からです。
それ以降は5分置きに各町会のだんじりが曳行始めます。
最後の22番の「藤井町」が14時45分ですので、例えば岸和田駅前で見物すると22のだんじりの曳行を見ることができますね。
まとめ
岸和田の人、特に男性は「だんじり」を誇りにし、1年中だんじりのことを考えて生活しているようなものです。
筆者の知り合いの男性も、特に春~夏の期間は目前に迫っただんじりのことで頭がいっぱい!
仕事そっちのけになる職場もあるとか・・・^^。
そんな魅力的で熱いだんじりを一度は生で味わってみてくださいね!
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