「100年に1度咲く」リュウゼツランが、話題になっていますね!
87歳のおじいちゃんが1950年の高校1年生の時に植えたリュウゼツランの花を71年という時を経て咲かせたという、なんとも浪漫を感じさせるニュースでした。
おじいちゃんのコメント「人生の終末にいい花を見せてもらった」も、いろんな意味で感慨深いものがありました。
100年に1度しか咲かない花だと、今から植えた花はもう自分が生きている間には見えない「幻の花」ということになってしまいますが、
既に植えられているリュウゼツランならまだ見るチャンスはある!
ということで、今からリュウゼツランが見える場所や、そもそもこのニュースで初めて知ったリュウゼツランがどんな植物なのか、興味を持ったので開花時期や原産国、開花前と開花後の写真画像、国内でリュウゼツランが見える場所などを調査してみました!
リュウゼツランが開花!数十年に一度咲く幻の花
3000RT:【成長】「100年に1度咲く」リュウゼツラン、87歳男性が高1で植えた株開花https://t.co/Fn7bO7wMQE
— ライブドアニュース (@livedoornews) July 16, 2021
1950年に農業高校の1年生だった時、学校から株をもらって育てたという。男性は「人生の終末にいい花を見せてもらった」と陽気に笑っていた。 pic.twitter.com/RZ4LMCOVpW
ニュースでは、「100年に1度咲く」と紹介されたリュウゼツラン。
もともとは30センチ大の株だったものが7・5メートルまで伸びて、約30個の花房を付けて7月10日頃に花を咲かせたそうです。
7・5メートルって、もし身長が2メートルあったとしてもその3倍以上の高さなので、本当に空高くそびえて咲く花の様子は下から肉眼ではハッキリと見ることができないし、花の香りを感じることもできませんよね💦
写真でもおじいちゃんの顔は本当、リュウゼツランの花からかなり離れた位置にあるのを確認できます。(おじいちゃん、ちゃんと見えてるのかな?とちょっと心配してしまいます^^;)
ニュースタイトルに「100年に1度」と書かれたリュウゼツランですが、実際には数十年に一度だけ咲く花で、だいたい50年から100年に一度咲くそうです。
本当に貴重な花で、めったに見えない幻の花だ!という印象ですが、意外にも結構毎年日本のあちこちで見られているようなんですよね。
リュウゼツランを見られる場所はどこ?開花時期や原産国、花が咲く前後の写真画像!
リュウゼツランは、2019年7月に東京・千代田区の日比谷公園で花を咲かせたことがニュースになっていました。
日比谷公園で咲いたのは正確名称は「アオノリュウゼツラン」でメキシコ産です。日比谷公園のリュウゼツランは高さが6メートル63センチほとで、1960年代に植えられたものでした。
同じ年の5月に2メートル48センチだったのが、約2ヶ月で一気に6メートル63センチまで成長したわけなんですが、成長速度がハンパなく早いですよね!
日比谷公園のツイッターでは開花前のリュウゼツランと開花後のリュウゼツランが紹介されています。
開花前の巨大アスパラガスのような画像はちょっと圧巻です。
筆者の目には、巨大アスパラガスよりは、宇宙から来た蛇のような未確認生物がワラワラと湧き出ているように見えます。笑
リュウゼツラン開花前の画像
【きらめく花々】
— 都立日比谷公園(Hibiya Park, Tokyo) 園長の採れたて情報 (@ParksHibiya) May 16, 2019
ペリカン噴水花壇の #リュウゼツラン の中心に、突如巨大なアスパラガスのようなものが!調べてみると、どうやら一生に一度の花を咲かせる準備に入ったようです。既にずいぶん大きいですが、まだまだ成長する模様。数日後にはどうなっているのか。またリポートします! pic.twitter.com/m5vcf6DAGq
リュウゼツラン開花後の画像
【きらめく花々】
— 都立日比谷公園(Hibiya Park, Tokyo) 園長の採れたて情報 (@ParksHibiya) July 21, 2019
開花から3日!
上のほうはまだですが、だいぶ開花が進んできました♪
50年に一度といわれるリュウゼツランの開花、是非この機会にご覧ください!#リュウゼツラン #第一花壇 #ペリカン噴水 pic.twitter.com/2gWgC7CaM9
ちなみに、リュウゼツランは漢字で書くと「竜舌蘭」
開花前の、多肉質な葉っぱが放射状に広がる様子が、「竜の舌(ベロ)」を想像させると名付けられたそうです。
そして、花が咲くとあれば、当然花言葉もあるんですが、こちらはこの強そうな漢字の名前とは対象的に「繊細」「気高い貴婦人」です。
意外な花言葉にビックリですが、
生涯にたった一度しか咲かない⇒「繊細」
ゆっくりと成長する姿が高貴でプライドを感じさせる⇒「気高い貴婦人」
というところから由来しているそうです。
開花時期は、原産地では10~20年で咲くそうですが、日本の気候下では数十年に一度(40年~80年)を要するとされています。
ただ、最近は気候変動がどんどん激しくなっているので、開花時期も変わっていくかもしれませんね。
続いて、リュウゼツランを国内で見える場所をご紹介しますね!
リュウゼツランを鑑賞できる所をご紹介!日本国内でも見える場所は結構ある?
なんともタイミングがバッチリなんですが、今月10日(2021年7月)に文京学院大学ふじみ野キャンパスでリュウゼツランが開花して、一般公開中です。
文京学院大学はキャンパスが本業キャンパスとふじみ野キャンパスがあるんですが、リュウゼツランの花が見えるのは埼玉県のふじみ野キャンパスの方ですので、お間違いなく。
「開学30周年に咲いた奇跡の花!」と話題になっていましたよ^^
リュウゼツラン一般公開の期間と場所・地図
■公開時間:事前予約不要
・平日 9:00~18:00
・土曜 9:00~13:00 (7月17日は学内行事のため公開なし)
・日曜・祝日 公開なし
■公開期間:2021年7月31日まで(予定)
※リュウゼツランの開花状況によって変動、見学場所の収容人数の上限は10名
■住所:〒356-8533 埼玉県ふじみ野市亀久保1196
■交通アクセス:東武東上線(東京メトロ有楽町線・副都心線乗り入れ)「ふじみ野」駅下車(急行停車駅・池袋より24分)
「ふじみ野」駅西口よりスクールバス7分または東武バスで9分(東武バス乗車の場合:大井循環〈文京学院大学経由〉「文京学院大学前」下車)
さいごに
100年に一度しか咲かない花だと、見ることはできないのかなぁと思っていましたが、日本全国で春から夏頃にかけて「リュウゼツランが咲いた!」というニュースが毎年チラホラあるようです。
調べてみると、案外、近所の植物園や国立公園などで開花している可能性があるかもしれませんね。
珍しい花なので、一度は肉眼で実際に見てみたいと思います!
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