特に寒い冬は美味しいホットコーヒーを飲むと、なんだかとってもリラックスして幸せな気分になりますよね^^。
「コーヒーの美味しさの秘訣は豆にあり」、なんて言葉もあるほどで、コーヒーにこだわりを持つ人はコーヒー豆にもとてもこだわっています。
そこで今回は、コーヒー豆初心者にも分かりやすいように
・コーヒー豆の種類と産地別の特徴はあるのか?
・コーヒー豆のおすすめの選び方
といったテーマで、コーヒー豆について詳しく解説していきます^^。
コーヒー豆の種類と産地別の特徴は?
コーヒーの栽培は、赤道を中心にした南北25度の経度範囲の熱帯地方で行われ、この一帯をコーヒーベルトといいます。
主なコーヒーの産地はどんな国?
南アメリカ:ブラジル、コロンビア、エクアドル
中央アメリカ:グアテマラ、コスタリカ、ジャマイカ、メキシコ
アジア・ハワイ:インドネシア、パプアニューギニア、イエメン、ハワイ
アフリカ:エチオピア、ケニア、タンザニア
そして、産地によって、コーヒーの特徴にも違いがあります。
そこで、産地別の特徴と、その産地で作られているコーヒー豆の種類についてみてみましょう!
ブラジル産コーヒーの特徴は?
柔らかな酸味と適度な苦味で芳醇な味わいが特徴で、バランスが良く、癖が少ないです。
いろいろなブレンドに使われていて、コーヒーの生産量が世界一で最も有名です。
ミディアムロースト~シティローストだと柔らかな味に、フレンチロースト~イタリアンローストだと力強い苦味になります。
コロンビア産コーヒーの特徴は?
コロンビア産は、マイルドコーヒーの代表格といえ、甘い香りとまろやかな酸味(トロピカルフルーツのよう!)が特徴です。
ミディアムローストにするとフルーティーな香りになり、フルシティローストではしっかりとしたコクが出ます。
コーヒーの生産量は世界2位です。
エクアドル産コーヒーの特徴は?
高い品質と上品な香りで、粒もそろっています。ミディアムロースト~ハイローストがおすすめです。
グアテマラ産コーヒーの特徴は?
甘味があり、程よい酸味と軽快な苦味で芳醇なコーヒーです。
ハイロースト、シティローストがおすすめです。
コスタリカ産コーヒーの特徴は?
芳醇な香りと程よい酸味があり上品な味です。
フルシティローストにすると、独特ななめらかなコクが楽しめます。
ジャマイカ産コーヒーの特徴は?
甘味・酸味・苦味の3つのテイストが絶妙に調和している、香り高い風味が特徴です。
ミディアムロースト~ハイローストがおすすめ。
メキシコ産コーヒーの特徴は?
しなやかでふっくらとした柔らかな風味で、酸味と香味のバランスが程よく、上品な味わいです。
ハイロースト~シティローストがおすすめ。
インドネシア産コーヒーの特徴は?
どっしと重厚感のある苦味と穏やかな風味が特徴で、酸味も強い豆ですが、深煎りして酸味を苦味に変えて飲むのが人気です。
ハイロースト~フルシティローストがおすすめ。
パプアニューギニア産コーヒーの特徴は?
酸味と苦味のバランスが良く、アプリコットのような酸味が特徴です。
フルシティーロースト~フレンチローストがおすすめ。
ブラックでもいいのですが、カフェオレにするととっても美味しいです。
イエメン産コーヒーの特徴は?
強い香味と酸味が特徴で、ワインのような味わいがします。
ハイローストでは柔らかい酸味が、フレンチロースト~イタリアンローストでは、コクと芳醇な香りが出ます。
ハワイ産コーヒーの特徴は?
ハワイ島のコナ地区のみで栽培されていて、100年以上の歴史と伝統のあるコーヒーです。
豊かな香りとまろやかな口当たりが特徴で、後味はすっきりしています。
品質が高く希少価値なため、トップクラスの高級コーヒーとして知られています。
シティロースト、フルシティローストがおすすめ。
エチオピア産コーヒーの特徴は?
コーヒー発祥の地といわれています。フルーティーな酸味と上質な甘い余韻があり、個性的な香りと味わいが特徴です。
コーヒー本来の味が楽しめます。
ミディアムロースト~ハイローストがおすすめ。
ケニア産コーヒーの特徴は?
上品な香りと甘味があり、強めの酸味がベリー系のフルーツのようで、爽やかです。
フレンチロースト、イタリアンローストがおすすめで、酸味が苦味に変わり、ビターでワイルドな味わいになります。
タンザニア産コーヒーの特徴は?
酸味・コク・香りに優れ、ブレンドに使うと味に深みが増します。
シティロースト~フルシティローストでは濃厚なコクが、フレンチロースト~イタリアンローストではキレのある苦味になります。
このように、世界各地の農園で、コーヒー豆は栽培されています。こうして順番に見ていくと、本当に種類が豊富ですよね^^。
コーヒー豆のおすすめの選び方は?
たくさんの種類のあるコーヒー豆だけに、コーヒー豆を買う時は、あれやこれやと迷ってしまいますよね?
そこで、コーヒー初心者にも分かりやすい豆選びのポイントをお伝えしていきます!
1)鮮度で選ぶ
コーヒー豆は鮮度が命です!鮮度が落ちないうちに飲んでほしいので、一度にたくさんの量を買うのではなく1週間~2週間で飲みきれる量にするのが最適です。
豆の状態も、挽いてしまった粉より、豆のまま購入するほうがベスト。
なぜかと言うと、粉にしてしまうと酸化しやすくなって劣化が早まるからです。
なので豆のまま買って、自宅でコーヒーミル等で挽いてから飲む、これが一番です。
2)お店を選ぶ
スーパーやコンビニより、自家焙煎していて、なるべく注文の都度、焙煎してくれる珈琲専門店で購入することをおすすめします。
焙煎したての豆のほうがやはり新鮮なので、買うときは、焙煎日をチェックするこもお忘れなく。
焙煎日は、コーヒーの袋に書いてあることが多いのですが、不明な時は、思い切ってお店の人に聞いてみましょう!
専門店にはバリスタが常駐しているとこともあるので、相談すれば親切に教えてくれれます。
お店の人に直接聞くのは気が引ける…という方は、インターネットの通販がおすすめです。
検索すれば、た~~くさん『自家焙煎』しているお店が見つかりますよ^^
ただ、“自家焙煎=美味しいお店”かというと、必ずしもそうとは言い切れないというのが難しいところ…^^;
それは、焙煎したてでも、品質やグレードの低い豆を使っていたら味は落ちるからです。
できれば、産地や品質&グレードが表示してあるお店を見つけましょう。
3)好みの焙煎度を知る
1章でお話ししたように、焙煎には8段階あり、浅煎りは酸味が強く、深煎りは苦味が強いです。
自分はどんな焙煎度のテイストが好きなのか、いろいろ飲み比べて好きなテイストを決めていくといいでしょう。
ちなみにカフェオレ等のアレンジコーヒーが好きな方は中煎り~深煎りが最適で、エスプレッソやアイスコーヒーが好き方なら深煎りが最適です。
自分好みの焙煎度で出来た豆を買いたいなら、やはり焙煎度合が説明してあるお店を選ぶほうがいいですね。
4)豆の好みを知る
どんな焙煎度が好きなのかわかってきたら、次は、具体的にどの豆が自分好みなのか、いろいろ試してみましょう。
同じ焙煎度のコーヒー豆でも、豆によってテイストは変わってくるので、いろいろ飲んでみて、好きな豆を探してみてください。
専門店やインターネットの通販では
『酸味→★★ 苦味→★ 甘味→★』等、豆のテイストについて説明が書いてあることが多いので、参考にしましょう。
また、ストレートコーヒーと、ブレンドコーヒーではどちらを選んでいいのか迷われる方もいると思います。
ちなみに、ストレートコーヒーとは、モカやキリマンジャロetc単独のコーヒーのことで、これらストレートコーヒーをいくつか組み合わせて作るのが、ブレンドコーヒーです。
個人的意見としては、まずブレンドコーヒーを飲んでみて美味しかったら、そのお店のストレートコーヒーも絶対美味しいはず!
そして、そのブレンドコーヒーに配合されているストレートコーヒー豆は何と何か?
といったように、豆の種類と産地も知って、自分好みのコーヒー豆を見つけてみてはいかがでしょうか?
5)値段を知る
『世界の三大コーヒー』といわれる、ブルーマウンテン、キリマンジャロ、コナ。
特にコナの生産量は、世界のコーヒー生産量の1%以下という、希少な高級品なんです。
では、世界の三大コーヒーの値段は、いくらぐらいなのでしょうか?
通販サイトで平均的な価格帯を見てみると、
ブルーマウンテン200gだと、2500~5900円、中でも3000円前台のものが多く、
キリマンジャロ200gだと、750~1000円で、900~1000円のものが多く、
コナ200gだと2800~5000円で、3000円前後のものが多い
という感じで、平均的な金額だけを見ても差があります。
他に、モカ200gで900~1100円、グアテマラ200gで900~1100円、マンデリン200gで900~1400円etc・・・。
このへんは1000円前後の豆が多いですね。
『世界の三大コーヒー』といわれる中でも、キリマンジャロは比較的お安めです。しかも、酸味が効いていて美味しいです^^。
筆者は、酸味が強くて苦みの少ないコーヒーが好きなので、キリマンジャロかモカ系をよく購入しています。
お店によっては豆の焙煎方法まで選ばせてくれるとこともあるので、そういう時は、シナモンローストかミディアムローストを選びます。
ただ、シナモンローストはあまりおすすめできない、というお店もあるので、コーヒー初心者で苦いコーヒーが苦手な方は、ミディアムローストをお試ししてみるといいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?とにかく『コーヒー豆は鮮度が命』というのが鉄則です。ぜひ自分好みな新鮮な豆をみつけて、楽しいコーヒーータイムを過ごしてくださいね!
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