おいしいコーヒーを淹れる方法をご存じですか?
実は自宅でもコーヒーは、いくつかのポイントを守りさえすれば、誰でもおいしく淹れることができます。
今日は、コーヒーの美味しい入れ方についてお伝えしていきます。
コーヒーの美味しい入れ方は?機械を使わないやり方
コーヒーを抽出する方法としては、コーヒーメーカーを使って淹れるのが一番簡単でシンプルです。
でも、コーヒーメーカーなしでも『カフェのような本格的なコーヒーを、誰でも簡単に淹れる方法』があります。
用意するものは、ペーパーフィルターと、ドリッパーです。
機械を使わないこの『ドリップ式』は、とてもポピュラーなやり方です。ぜひ一度挑戦してみてください。
では、早速行ってみましょう~^^
ドリップ式の手順
2)コーヒー豆は、コーヒーを淹れる直前に挽く
3)お湯の温度は85~90度くらいで、熱湯は使わない。
4)30秒くらい蒸らす。
5)コーヒーの粉が無い縁部分等には、直接お湯を注がない。
6)最後は、サーバーにお湯が落ちきる前に、ドリッパーを外す。
以上の手順とやり方を守れば、コーヒー関連の資格を持っていなくても誰でも本格的なおいしいコーヒーを淹れることができます^^。
では、順を追って、詳しく説明していきますね。
1)とにかく新鮮な豆を使わないと、おいしいコーヒーはできないので、自家焙煎の煎りたてコーヒー豆を、挽かずに豆のままを購入してください。
もし近所に自家焙煎しているお店がない!という方は、インターネットなどの通信販売で購入すれば大丈夫です。
自家焙煎した豆をネット販売しているお店は、全国各地に結構ありますよ。
2)コーヒー豆は、予め挽いておくのではなく、コーヒーを淹れる直前にミル等で挽いてください。(一人分は約10gくらいです)
挽き方は、少々荒めな中挽きがおすすめ。この挽き方が一番コクが出てまろやかなコーヒーになります。
そして、挽いた豆はペーパーフィルターに入れますが、この時、粉が平らになるようにしてください。
3)コーヒーを抽出するときは、熱湯は絶対にNG!!です。その理由は、変な苦味が出てしまうためです。湯温は85~90度が最適です。
一度沸騰させて、85~90度に冷ますのが理想的です。
4)「蒸らす」という、この作業はとても重要なのでしっかり行いましょう。
コーヒーの粉面より3~4cmの高さから、お湯を全体的に少量たらします。
この時、ドボドボ下に垂れるようなたくさんのお湯を注いではいけません。
粉が湿る程度で、サーバーにこぼれないように注ぐのがポイント!です。そのまま30秒くらい蒸らしましょう。
しつこいようですが、「蒸らし」!!これってすご~く大切です!必ず行ってくださいね^^
5)蒸らしが終わったら、いよいよコーヒーの抽出です。
粉の表面に、まんべんなくお湯を注ぎます。この時、お湯は細く垂直に「の」の字を書くように注いでください。
また、フィルターの側面の粉が壁のようになっている部分は、壊さないようにしてお湯を注ぎましょう。この壁が崩れると、水っぽいコーヒーになってしまうからです。なので、粉面のへこんだ部分にお湯を注ぎましょう。
更にお湯を注ぐときは、前に注いでいたお湯が全部落ちきる前に足してください。
実は、ここまでの過程で、コーヒーの美味しさは、全て決まってしまうので、とても重要です。
6)最後の抽出の時は、コーヒー液が全部サーバーに落ちきる前に、ドリッパーを外しましょう。
最後のコーヒー液を注ぐことで、甘みもコクもなく、渋くて薄いコーヒー液になってしまうからです。
以上のポイントを守って淹れると、誰でもおいしい本格的なコーヒーを完成させることができます。これなら簡単にできそうですよね?ぜひぜひ試してみてくださいね!
そして、
ドリッパーで淹れる時は、ぺーパーフィルターを使うのが一般的ですが、これを、『ネルドリップ』にして淹れると、更にまったりとしたおいしいコーヒーができます。
ネルドリップとは、読んで字のごとく、フランネルを略して“ネル”でできたフィルターのことです。
コーヒーの抽出方法は、ペーパーフィルターと同じ手順で行えば良いのですが、ネルフィルターは、一度お湯を通してからできるだけ固く絞って水気を切り、しわを伸ばしてからサーバーにセットしてください。
また、新品のネルにはノリがついているので、コーヒーの粉を入れたお湯で(抽出後の液でもOK)20分くらい煮ることをおすすめします。
ネルドリップは少し上級者向けともいえますが、ペーパーフィルターで淹れるのに慣れてきたら次はぜひ、『ネルドリップ』でコーヒーを淹れてみてください^^
一番ポピュラーな基本となるコーヒーの抽出方法としてペーパーフィルターを使ったドリップ式をご紹介しましたが、この他にもおいしくコーヒーを抽出する方法はあります。続いて他の方法をご紹介していきますね!
おいしいコーヒーの抽出方法は他にもいろいろ!
では、早速、具体的にどんな抽出方法があるのか見ていきましょう。
サイフォンを使ったコーヒー抽出方法
サイフォンは、漏斗部分(上部)とフラスコ部分(下部)からなっています。
アルコールランプを使ったりするものもあって、なかなか見た目も趣きがあります。
1)フラスコに人数分のお湯を入れ、アルコールランプ等で加熱。
この時、フラスコの外側に水滴がついていると、フラスコが割れる原因になので、よく拭きましょう。
2)お湯が沸騰したら、ろ過布と、中挽きor中細挽きのコーヒー粉を入れた漏斗を、真っ直ぐゆっくりとサイフォンにセットします。
コーヒーの粉は、1杯分10~15gを目安に…
3)フラスコのお湯が、漏斗に上がってきたら、コーヒーの粉をヘラ等でゆっくり数回撹拌し、30秒~1分くらい待ちます。(浸漬時間)
4)浸漬時間が終わったら漏斗を火からおろして、漏斗にヘラが当たらないように素早く10回ほど撹拌してください。
5)その後、フラスコにコーヒー液が落ちてくれば、出来上がりです。
サイフォンで淹れるコーヒーは、香りがよくてまろやかです。
でもその一方、技術がないと、おいしく淹れるのが難しいというデメリットもあります。
フレンチプレスを使ったコーヒー抽出方法
ポットのようなフレンチプレスという器具を使います。
下部にコーヒーとお湯を入れ、最後にプレスして粉とお湯を分離してコーヒーを作ります。
1)フレンチプレスとカップを温めておきます。
2)1杯分12~13gを目安に、コーヒーの粉を、フレンチプレスに入れてください。
3)一度水を沸騰させ、その後90~95度くらいに冷まします。
4)コーヒーの粉に、お湯が全体にかかるようにそっと注ぎます。ちなみにコーヒーの粉は、中挽き~粗挽きが最適です。
5)お湯を全部注いだら、お湯とコーヒーの粉を撹拌して、フレンチプレスに蓋をして抽出します。
抽出時間は3~4分ですが、その間は、蓋を開けたりしないようにしましょう。
6)抽出し終わったら、フレンチプレスの取っ手をゆっくり押し下げ、すぐにカップに注ぎましょう。
取っ手を押し下げたあと時間が経つと、味が劣化してしまうので、コーヒー液は素早くカップに移してくださいね!
この方法は、ドリップ式より簡単です。
また、ペーパーフィルターでは抽出されにくい、コーヒーオイルを出すことができるので、コクのあるコーヒーが楽しめます。
ただ、使うたびに蓋の金具を分解してきちんと洗わなくてはならないので、お手入れが少し面倒かもしれません^^;
マキネッタを使ったコーヒー抽出方法
これは、直火式エスプレッソメーカーのことをいいます。
ステンレスやアルミ等のポットに水を入れて直火にかけて、コーヒーを作ります。
水を入れるボイラー、コーヒーの粉を入れるバスケット、コーヒー液を入れるサーバーからなっています。
1)ボイラーに水を入れます。カップのサイズはデミタスカップで、通常のカップより小さく、2カップ用で100㏄くらいです。
2)バスケットにコーヒーの粉を入れ、それをボイラーにセットします。
3)2)を、サーバーにセットし、ガスコンロ等の直火にかけます。
4)お湯が沸騰して水蒸気の圧力が水を押し上げ、バスケットにお湯が入ります。
ボイラーの水が無くなると、ボコボコと音がしてくるので、火を止めます。これでコーヒー液の出来上がりです。
この方法で手軽にエスプレッソを作ることができます。
でも、本格的なエスプレッソを楽しみたい方は、エスプレッソ用のマシーンで作ることをおすすめします。
また、器具を洗う時は、絶対洗剤は使わないでください。
洗剤の香りが染みついてしまい、せっかくのエスプレッソの味を損なってしまうので、洗うときには必ず水洗いしましょう。
コーヒーを淹れる時の裏技
あなたは、どんなテイストのコーヒーがお好みですか?渋め?それともマイルド系?
えむちゃんママは、苦みの少ない酸味が効いた、フルーティーなコーヒーが大好きです。
中には苦くなければコーヒーじゃない!!!って言う方も多いと思いますが^^;
ここでは、コーヒーにまつわる裏技をご紹介しちゃいます。
1)マイルドなコーヒーにする方法
卵の殻を使うと、更にマイルドなコーヒーになるって知ってました?
上記でおいしいコーヒーの淹れ方についてお話ししましたが、コーヒーの粉をフィルターに入れる時、卵の殻を砕いて一緒に入れてから
コーヒーを抽出してみてください。
すごくマイルドなコーヒーになるんですよ~^^。あ、でも必ず卵の殻は、よ~~く洗ってくださいね!
2)もしもコーヒー豆が古くなってしまったら
コーヒーを淹れる時、新鮮な豆を使うことは鉄則ですが、もし豆が古くなってしまったら・・・。
古いからと言って捨ててしまうのはもったいないですよね!
そんな時は、ペーパーフィルターを2枚重ねにして、コーヒーを抽出してみてください。2枚重ねのフィルターに、コーヒーの粉を入れて、あとは普通に抽出するだけです。
これで古い豆でも、ある程度おいしいコーヒーを作ることができるんです。
なぜかというと、古くなった豆の油分を、2枚重ねのフィルターがろ過してくれるからです。
ただしこれはあくまで裏ワザ。コーヒー豆は新鮮なものを使うというのは、本当に大鉄則なので、基本豆は古くなる前に使い切ってくださいね!
3)コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆は鮮度が命ですが、コーヒー豆は湿気や匂いを吸収しやすい特性があります。
それを防ぐためにも、きちんと保管しなくてはなりません。
一番良い方法は、密閉容器に入れて、粉の場合は冷凍保存で、豆の場合は1週間で飲み切れるなら常温保存で、それ以上は冷凍保存にしましょう。
密封方法は、専用の缶や瓶に入れるのがベストです。
もしなければ、買った時に入っているコーヒーの袋の口をクリップできつく止めて、ジッパー付きの保存袋に入れてもいいです。
とにかく外部の空気を遮断することが重要です。
大事に保管したコーヒー豆を使って、おいしいコーヒー作りを楽しんでくださいね^^
さいごに
インスタントではなく、豆や粉から自分で淹れるコーヒーは、とっても奥が深いものです。
とはいえ、コツさえつかめば誰でも本格的なおいしいコーヒーを入れられるようになります。
ぜひおいしいコーヒーをおうちで作ってみてくださいね!
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