スタンドバイミーは実話?少年4人のその後と映画が伝えたかったこととは?

スタンドバイミーは実話?少年4人のその後と映画が伝えたかったこととは?
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1986年に公開されたアメリカ映画「スタンド・バイ・ミー
日本での公開は1987年4月18日で、今からなんと約34年前になります!

そんなに月日が経ってるんだ!というのも驚きですが、少年たちのノスタルジーが心に刺さる名作映画として、今でも多くの人に愛されています。

映画の主題歌もなんだかホロッとさせる懐かしさを感じさせますよね♪

見る年代によって、自分自身の成長とともに違った感情を抱かせてくれる映画でもあるわけなんですが、大人になって改めてこの映画を見て、ふと

・スタンドバイミーのエピソードは全部実話なの?
・主人公の少年4人はその後どうなったの?

という疑問が沸いたので、「スタンド・バイ・ミー」について調べてみました!

「スタンド・バイ・ミー」の映画の子役たちの大人になった現在の顔画像については以下の記事を参考にしてみてください♪
映画の中の子役時代の顔の面影を探しながら見てみると、感慨深いものがありますよ!

目次

映画「スタンド・バイ・ミー」少年4人を演じた主演キャスト

1959年のオレゴン州の田舎町キャッスルロックを舞台にした映画「スタンド・バイ・ミー

4人の少年たちが「死体探し」という大冒険に出かけるエピソードが生き生きと描かれ、その過程で、それぞれの家庭環境により抱く心の痛みや諦めなどの負の感情、最初は永遠に続くかに見えた少年たちの友情に訪れる変化などがリアルに描かれています。

4人の少年を演じたのは、

  • ゴーディ:ウィル・ウィートン
  • クリス:リバー・フェニックス
  • テディ:コリー・フェルドマン
  • バーン:ジェリー・オコンネル

特に、クリス役を演じたリバー・フェニックスは「スタンド・バイ・ミー」で一躍トップスターとなり、1993年に23歳の若さで亡くなるまで世界中で大人気を集めました。

「ジョーカー」で怪演を見せたホアキン・フェニックスの実兄としても有名です。

スタンドバイミーは実話?死体探しのエピソードが生まれた背景

「スタンド・バイ・ミー」の原作は、スティーブン・キングの短編小説「THE BODY(死体)」です。

小説は実話ではなく、キングの幼い頃の体験をもとに書かれたフィクションです。

小説家になった主人公のゴーディにキングが自分自身を重ねているのは明らかですが、登場人物の設定などを見るとすべてが現実通りというわけではありません。

たとえば、ゴーディには両親が揃っていますが、キング自身は2歳の頃に父親が失踪し、母親が一人で息子2人を育て上げました。

また映画の核となる「死体探し」もキングの少年時代の実体験そのものというわけではありません

これは、キングが子供の頃経験したショッキングな事件をベースにしたものです。

キングに大きなショックを与えた事件とは、

4歳の頃、鉄道線路のそばにある近所の友だちの家に遊びに行ったキング。

約1時間後、顔面蒼白で帰宅したキングは母親に話しかけられても、その日ずっと一言も口をきくことができなくなっていた…。

実は、その友だちは線路で遊んでいて貨物列車に轢かれてしまったのだ。

キング自身はその時の記憶が一切なく、事故から数年後に母親からそういう事故があったと聞かされた記憶しか残っていないという。

まったく記憶に残っていないほどのショッキングな実体験がベースにあり、それが「死体を探してヒーローになろう」と未知の冒険へ繰り出す形で描かれたというわけです。

「友だちの事故を自分は目撃したのか?」
「その時自分はそばにいたのか?」
一切の記憶がまったくないというキングは、その記憶を探したいと思ったんじゃないかなと感じます。

ちなみに、キングは、「スタンド・バイ・ミー」の映画試写会で映画を見て、「まるで自分の自伝のようだった」と泣いたことを後日インタビューで明かしました。

完全な実話ではないけれど、自分自身を投影しながらフィクションと現実の一部が織り交ざった作品だったというのが正解なのではないでしょうか。

スタンド・バイ・ミーの少年4人のその後は?映画と原作では違う末路

死体を見つけて街に戻ってきた4人の少年。
共に時間を過ごした4人ですが、中学生になるとゴーディとクリスは、テディとバーンとは「ただ学校で顔を合わせるだけの仲」になり、疎遠になります。

そして、時は流れ、4人は大人になります。

生真面目なゴーディは小説家に

ゴーディは小説家になります。

小説家になったゴーディが、少年時代を回想しながら小説を執筆するという形で映画は始まります。

カリスマのクリスは弁護士に

4人の少年の中でリーダー格としてカリスマを見せたクリスは弁護士になります。

しかし、映画の冒頭「弁護士クリストファー・チェンバーズ刺殺される」という新聞記事にあるように、ケンカの仲裁に入ったクリスは首を刺されて死亡します。

眼鏡のテディは労働者に

父親の影響で軍隊に強い憧れを持っていたテディですが、耳と目の問題で軍隊に入ることができませんでした。

夢の軍入隊が叶わなかったテディは何らかの事件を起こし、刑務所に入ることになります。そして、出所後は日雇労働者となります。

尚、原作では、テディは就職後、飲酒運転の末に交通事故を起こして死亡しています。

太っちょなバーンは4人のパパに

バーンは、高校卒業後に若くして結婚し4人の子供を持つ父となります。

しかし、バーンも原作小説の方では未来が違っていて、学生時代にアパートの火事で死亡しています。

映画「スタンド・バイ・ミー」まとめ

子供の頃に「スタンド・バイ・ミー」を見た時は、4人のその後なんて考えたこともなかったし、興味もなかったのですが、改めて調べてみると、なんだかずいぶんと残酷な末路となっていますね・・・!

映画ではテディとバーンは生きていますが、原作のままだったら結局ゴーディ以外の3人は全員死亡という、衝撃の結末です。

実話ではないフィクションとのことですが、主人公のゴーディ以外の3人がもし実在の人物だったとして、生存していたら

おい!ゴーディ!!お前だけ小説家で生きてて、オレらは死んでるのかよ!!

と壮大なツッコミを入れたくなってしまうんじゃないでしょうかね?

「12歳だったあの頃のような友達は、もう二度とできない」
冒険前と後では、ワクワクの興奮の世界から、現実世界へと戻っていく少年たち。

見る人の立場や年齢によって残る余韻も違う名作。
今、子どもたちが見たらどんな感情を抱くのか、この作品を子供時代に見た親が子供と一緒に見てみるのも興味深いかもしれませんね!


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