存分にスノーボードを楽しんだ後に待っているのが、ボードやブーツなど荷物の片付けです。正直、面倒ですよね?
でも、後片付けや手入れ、保管を怠ってしまうと次に使うときに悲惨な状況になっているかもしれません。
そのような事態を避けるためにも、帰った後の手入れはしっかりとしておきましょう!
今回は初心者の人であれば知っておきたい、スノーボードブーツの手入れの仕方として、スノボブーツの乾かし方、臭うときの消臭方法と洗濯の可否、スノーボードブーツを長持ちさせるための補修と保管方法についてお伝えしていきます。
スノーボードブーツの乾かし方は?
まず、スノーボードブーツの乾かし方をご紹介します。
使い終わった後すぐに左右のブーツを軽くぶつけて表面についた雪や水分をおおまかに落とします。その後、乾いたタオルで拭いておくと、乾燥時間の短縮につながります。
ほとんどのブーツはアウターとインナーの二重構造になっていますので、自宅に着いたらアウターからインナーを取り出し別々に乾かしましょう。
アウターとインナーを一緒にしておくと乾くのに時間がかかってしまいますし、充分に乾かず、臭いのもとやカビの発生原因にもなってしまいます。
インナーを取り出した後のアウターは再度タオルでしっかりと拭いて、型崩れしないように紐やワイヤーを軽く締めた状態で、乾燥した部屋で自然乾燥させます。
インナーも同様にして乾燥した部屋に置いておけば、雑菌の繁殖を抑えながらしっかりと乾かすことができます。
早く乾かしたいから、とストーブの近くに置いておくということは避けたほうが無難です。熱によって変形したり、ブーツの寿命を縮めてしまいます。
また、インナーブーツの中にはインソールが入っていますので、それも取り出して乾燥させましょうね。
スノーボードブーツが臭い時消臭はどうする?洗濯はできるの?
使い終わった後の手入れをしっかりしているつもりでも、長く使っていたりすると、やっぱりどうしてもブーツというものは臭ってきますよね^^;。一度臭いがついてしまうと、通常の手入れだけでは臭いを取ることは難しくなります。
そんな時は、思い切って自宅で洗濯してしまうのもアリです。
・・・ですが、素材やメーカーによっては自宅での洗濯を推奨していないものもあるので、よく確認してから洗濯しましょうね。洗濯NGの場合は、型崩れや劣化を招いてしまうかもしれません。
洗濯が可能なブーツの場合は、まず、洗濯の準備をします。ブーツ1足が入る程度のバケツを用意し、常温の水と中性洗剤を入れておきます。
そして、ブーツをアウター、インナー、インソールに分けます。
インソールの洗い方
バケツの水に浸し、丁寧にもみ洗いします。汚れがひどい場合はスポンジなどを使ってこすり洗いしてください。
洗い終わったら、しっかりとすすぎ、水気をよくきって陰干ししてください。
インナーの洗い方
インソールと同じようにもみ洗いします。外側だけでなく、内側もしっかりと泡を付けて丁寧に洗いましょう。
力を入れすぎたりすると履き心地が悪くなったりしますので、やさしく洗いましょうね。
後はインソールと同様にすすいで、陰干しします。
干すときには中の水が出るように上下逆さまに干すと良いです。
ある程度、中の水気が切れたら、型崩れしないように紐を結んで逆さまにしない状態で干してください。
アウターの洗い方
最後にアウターの洗い方です。
アウターの外側の素材が革の場合は、バケツの中には入れずに内側だけをスポンジなどで洗いましょう。
革でない場合はインナーと同じように洗ってください。洗い終わったら、タオルで吹きましょう。
干すときにはインナー同様、型崩れしないように紐を結んでおきましょう。
洗い終わりから乾燥までは大体一週間くらいです。内側の水分が残っている場合は、丸めた新聞紙を入れて水分を吸収させてくださいね。
スノーボードブーツの耐久年数は?長持ちさせるための補修と保管方法!
あなたの使っているスノーボードブーツは今年で何年目ですか?
一般的にスノーボードブーツの耐用年数は4~5年とされています。もちろん、保管の仕方や環境によってはそれよりも長持ちしたり、逆に1~2年でダメになってしまうこともあります。
加水分解というものをご存知でしょうか?
ごくごく簡単な説明になってしまいますが、物質が水分を吸って脆くなってしまうことです。
スノーボードブーツに使われているプラスチックは、この加水分解にとても弱いんです。日本は湿度の高い国なので、他のウィンタースポーツが盛んな西洋に比べると、この加水分解が起こりやすい環境にあります。
なので、ブーツの保管は日の当たらない乾燥した場所でするようにしましょう。
基本的に加水分解してしまったブーツは補修できません。ブーツの寿命だと思って新しいブーツを買ったほうが良いでしょう。
まとめ
スノーボードブーツの洗い方や長持ちさせるための注意点などをご紹介してきました。
たくさんある商品の中から選んだであろう大事なブーツ。
出来るだけ長く使いたいですよね?長く使えば使うほど自分の足にフィットし、愛着も湧いてくるもの!
今回ご紹介したお手入れ法を参考にして、愛着のあるお気に入りのブーツと楽しいスノボライフを送れるよう願っています(^_-)-☆。
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