スノーボードで楽しく遊んだ後に待っているのが、スノーボードの片付けです。
正しいスノーボードのお手入れや保管方法で管理してこそ、スノボ板も長持ちするので、スノボ後の手入れは欠かせません。
この記事では
・スノーボードワックスの選び方
・塗る頻度
・錆びさせないためのスノボ板のエッジの手入れのコツと保管方法
を解説していきます。
スノーボードワックスの種類の選び方、頻度はどれくらい?
まず、快適な滑りをするのに欠かせないスノボワックスをご紹介します。
スノーボードのケアをするために使うワックスは形状や用途によって様々な種類があります。なので目的に応じて自分が必要だと思うものを選んで使いましょう。
まず形状で分類すると
2:ペーストワックス・・・簡単に使用できるペースト状のワックス。使いやすい反面、やや効果が短く汚れがつきやすくなることもあります。
3:粉ワックス・・・粉状のワックス。効果は短いです。滑りが良くなるためにスタート時の加速などの用途に使われます。
4:液体ワックス・・・液体状のワックス。効果は短いです。滑りが良くなるためにスタート時の加速などの用途に使われます。
5:スプレーワックス・・・スプレーして使うワックス。一番簡単に使えますが、粗悪な品物も多く、おすすめはあまりできません。応急処置的な用途に使いましょう。
の5つに分かれます。
次に用途で分類してみます。
2:ベースワックス・・・滑走ワックスを塗る前に使用するワックス。クリーニングワックスを兼ねているものもあります。
3:滑走ワックス・・・ボードの滑りを良くするためのワックス。一番多く使用する機会のあるワックスです。雪の温度によって種類がありますので、行く予定のゲレンデの状況に合わせて使うワックスを決めましょう。
以上です。一口にワックスといってもいろいろとありますよね^^。
初心者にはワックスセットがおすすめです。
尚、ワックスがけをする頻度ですが、そこまでヘビーにボードをする(例えば週5日連続で滑るなど)つもりでないなら、シーズン始めと終わりにベースワックスを塗って、あとは滑りに行く度に滑走ワックスをかけるという程度で大丈夫です。
自分のボードの状態も気を配って使うワックスと頻度を考えましょう。
スノボ板のエッジの手入れのコツは?サビないためにはどうすべき?
スノボのエッジは快適に滑るのに欠かせない重要なポイントです。ここが錆びてはターンすることもうまくできないばかりか止まることも難しくなり、最悪の場合は人に怪我をさせてしまうこともありますので常に気をつけてメンテナンスしましょう。
基本となるメンテナンスのしかたはイライザーというものを使ったサビ落としです。
スキー・スノーボード用のものがスポーツ用品店にありますし、普通の砂消しゴムでも充分に使用できます。削るひつようも無いけどサビがういてきた、という状態でしたらこの作業で十分です。
またエッジが丸くなってきてしまった場合は削る必要が出てきます。ファイルというエッジを研磨する専用の道具があるのでそれを使用してください。
角度を調節するファイルガードというものもありますので、慣れない人はこちらを使うのが無難です。ソール側とサイド側の両方をしっかりと角をつけましょう。
研磨し終わったらバリ取りをします。ファイルを軽くエッジで滑らせれば綺麗にとれます。
この時、軽く面取りをすることでスムーズなコントロールができるボードになります。
絶対にしてはならないのはシャベルといわれるボードの先端の反り返った部分のエッジの角をたてること。
これをするとボードが暴走してしまい、人に当たった際に重大な怪我をさせてしまう事がありますので、この部分はエッジを丸めるようにしましょう。
またサビないように、滑り終わった後はエッジを乾拭きして水分を除去し、錆止めを塗って保管するようにしましょう。
スノボの保管方法 場所はどこに?
さて、シーズンが終わったらボードを適切に保管しましょう。せっかくのマイボードですので大切に使いたいですよね!そのためにもオフシーズンの保管はとても重要ポイントです。
まず始めにバインディングを外してしまいましょう。長期間バインディングをつけた状態で使用せずにおいておくと、ボードが反り返ってしまうことがありますので要注意!
また意外と忘れがちなのが外したバインディングの手入れ。しっかりと拭きあげて汚れを落とし、乾かしてから保管しましょう。放置すると劣化の原因となります。
次にワックスがけです。
ベースワックスを塗ってから保管しましょう。
ワックスを塗らずにボードを保管するとソールがみるみる傷んでいきます。
ソールが劣化してしまうと素人には手が出せないので忘れずにワックスがけをしましょう。
滑るときには余分なワックスは剥がすのが基本ですが、保管時は塗りっぱなしでOKです。
最後にエッジに錆止めを塗りましょう。
必ずワックスを塗った後に錆止めを塗るようにします。ソールに錆止めが付着しないようにするためです。
実をいうと少々のサビなら滑っているうちに取れる事が多いので錆止めを塗らないベテランのボーダーも多いようです。しかし長期間保管するときは念の為に塗るようにしましょう。
保管場所ですが、欲をいえば専用のスタンドに置いて保管したいものです。スノボ板用の専用スタンドはたとえばこんな感じです。
専用スタンドは、価格帯としては6000円台~2万円弱が相場といったところです。
もしも基本のメンテナンスセットもスタンドも何も持っていないのであれば、すべてがセットになったものもあります。
尚、専用スタンドをなしで保管を行う場合には、なるべく湿気がないところに、ホコリが積もらないように保管しましょう。
くれぐれも床に直置きなんてしてはいけません!
さいごに
初めてマイボードを手に入れたばかりの方のためのボードのメンテナンスの基本をご紹介しました。
ボードというものは案外デリケートなもので、手入れにも結構手間がかかります。しかし手入れをきちんとした分は必ず滑りに現れてきますし、もちろん適切にメンテナンスされたボードは長持ちします。
せっかくの自分のボードですので、きちんと手入れを行って、スノボードの上達に結びつけていってください。
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