白髪は、歳を重ねれば多かれ少なかれ、誰にでも生えてくるものです。
ところで、
今回の記事では、
- 白髪の進行を止めることは可能なのか
- 白髪を増やさない方法
- 白髪に良い食べ物
- 白髪に悪い食べ物
についてお伝えしていきます。
白髪の進行を止めることは可能?増やさない方法は?
白髪は、「アラサーの白髪は正常?白髪はなぜ生えるのかそのメカニズムとは」で書いたとおり、メラノサイト(色素細胞)の働きがうまくいかなかった時、髪が色づくことができずに起こる現象で、加齢以外にも、ストレス・栄養不足・血行不良・睡眠不足なども白髪の原因となっています。
つまり、この加齢という原因以外による白髪なのであれば、その原因となるものをキッチリ取り除くことができれば、必然的に白髪は減る、あるいは白髪の進行を止めることが可能になります。
(加齢による白髪は、年を取るのを止めることはできませんので、完全に生えてこないようにすることは難しいでしょう。こればかりは、どうしようもない部分ですね・・・^^;)
もしも今ある白髪の原因が、加齢以外の上記に挙げた原因の中に当てはまっているのであれば
- 上手にストレス解消する
- バランスの良い食事をする
- 血行を良くする
- 質の良い睡眠をとる
といった形で、生活習慣を変えることで、かなり良くなるでしょう。
特に、『規則正しい生活を送ること』は、髪の健康だけではなく、心身共に良い影響を与えてくれます。
朝・昼・晩の決まった時間に栄養バランスの良い食事をとり、早寝早起きをする
これは誰もが知っている健康的な生活ですが、白髪対策を考える上でもとても大切なことです。
メディア等を通じて、“睡眠のゴールデンタイム(夜の22時~午前2時の間)”について聞いたことがあるかもしれませんが、この時間帯は、成長ホルモンがたくさん分泌され、体に良い効果が得られると言われています。
中には、「これは神話だ」と否定される方もいらっしゃいますが、規則正しい生活という面から考えても、だらだらと不規則に夜遅くまで起きている「宵っ張り」よりは、毎日きちっと早寝早起きをする生活のほうが良いであろうという点については、誰もが納得する部分でしょう。
お仕事の都合等、それぞれのライフスタイルによってはこの時間帯に睡眠を取ることができない場合もあるかもしれませんが、そうでなければ、できるだけこのゴールデンタイムには睡眠をとりたいものです。
この他には、『運動をすること』も白髪改善に役立ちます。
というのも、運動をすると、体内の血流が良くなり、髪に栄養が行き渡るようになります。また、若さを保つ成長ホルモンの分泌を促進させることで、白髪の進行を抑えることにつながる、という仕組みです。
しかも、運動することで、ストレス解消にもなり、ダブルで良い結果が得られます^^。
運動の中でも特に、ウォーキング・ジョギング・水泳・縄跳びなどの有酸素運動や、筋トレがおすすめです。
また、『頭皮を清潔にすること』も大切です。
シャンプーするときは、良く泡立てて、頭皮をマッサージするように洗いましょう。そして、すすぎは、泡が残らないように、十分洗い流してください。
尚、爪を立てて洗うことはNGです。頭皮が傷ついてしまうので注意しましょう。
『白髪対策用のサプリメント』もいくつか市販されています。サプリメントであれば、飲むだけなので簡単でいいですよね。
ただし、サプリメントは、あくまでも補助的なもの。
「日頃の生活習慣や、栄養面ではなかなか摂取できないものを、サプリメントで補う」といった感じで使う分には良いのではないでしょうか。
まとめると
- 規則正しい生活習慣
- 適度な運動
- 頭皮を清潔にする
- 必要があれば、サプリメントで補う
これらのことに気を付けていれば、白髪対策につながります。
白髪にいい食べ物は?
さきほども、バランスの良い食事が、白髪を改善する方法の一つだとお話しましたが、
では、
ご一緒に見てみましょう。
まずはじめに、現在の自身の食生活を見直してみましょう。
チェックポイントは以下の通りです。
- 添加物を含む加工食品、脂肪分の多いもの、甘いものは避ける
- 規則正しい食事時間を心がける
- 栄養バランスの良い食事をする
- 野菜をたくさん摂る
白髪にとって、食事は大切なものです。
特に、良質のタンパク質、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンB群、ミネラル(カルシウム・鉛・亜鉛・銅etc)、チロシンは、髪の栄養になります。
また、油でも、オリーブオイルやエゴマ油は、動脈硬化予防・高血圧予防やアレルギーを改善等、髪にも良い良質な油です。
タンパク質
肉、魚、卵、豆類等
髪の成分の80%はタンパク質。良質なタンパク質は髪にとって大切
ビタミンE
モロヘイヤ、イクラ、うなぎ、いわし、アーモンド等
抗酸化作用があり、体の細胞の酸化防止の効果がある
ビタミンC
ブロッコリー、赤ピーマン、芽キャベツ等
酸化された抗酸化物質を元に戻し、亜鉛と鉄の吸収を高める働きがある
ビタミンB群
にんにく、レバー、モロヘイヤ、いくら、うなぎ、あさり、赤貝、山椒等
タンパク質の代謝を助ける働きがある
カルシウム
牛乳、チーズ、ヨーグルト、干しエビ、わかさぎ、ナッツ類等
黒髪の元になるメラニン色素を生成する、メラノサイトを活性化させる働きがある
鉛
豚レバー、カキ、高野豆腐、納豆等
髪を作るタンパク質の生成に必要不可欠
亜鉛
牛肉、豚肉、カキ、納豆、ゴマ、卵等
健康な髪を作るアミノ酸の生成に必要
亜鉛が不足すると、抜け毛の原因になる
銅
レバー、イカ、エビ、カキ、納豆等
メラニン色素を活性化させる働きがある
チロシン
チーズ、バナナ、アボカド、まぐろ、ナッツ類、大豆製品等
チロシンが、体内でメラニン色素を生成することで、黒髪を作る
チロシンが不足すると、白髪の原因になる
以上の食品を、バランスよく摂取するように意識します。
白髪に悪い食べ物は?
白髪に良い食べ物があるということは、逆に、白髪に悪い食べ物は何なのか、気になりますよね。
まず何よりも注意したいことは、
偏食しない
ということです。
ベジタリアンはいいことですが、野菜だけ、逆に肉だけなど・・・。
これでは、髪に良い栄養素をバランスよく摂ることはできないので、頭皮にもきちんと栄養が行き渡らなくなりがちです。
この他の注意点は以下のとおりです。
「塩分」に注意しましょう
塩分が多い食事を摂り続けると、肝臓の働きが悪くなります。
肝臓は、タンパク質、糖質、脂質等、栄養素の代謝を行っている臓器なので肝臓が悪くなると、髪に必要なタンパク質も減ってしまい、健康な髪を作ることができなくなってしまいます。
「糖分」の摂り過ぎは避けましょう
砂糖に含まれるブドウ糖は、消化する際、大量のビタミンBを消費します。
ビタミンBは、髪の毛を作るために必要不可欠な栄養素なので、ビタミンBが減ってしまうと健康な髪にはなりません。
また、糖分を多く摂ることで、カルシウムやミネラルも不足するので、髪の栄養になるこれらの成分が不足すると、白髪が増えてしまいます。
「過度なダイエット」は良くありません
食事を抜いたり、“○○ダイエット”等、一つの食材だけを食べ続けるダイエットは、栄養が偏ってしまいます。
それに、ダイエットによるストレスも、白髪の原因になる可能性が…
以上の内容を踏まえた上で、白髪によくない食べ物となると・・・
- カレー、わさび、からし等の刺激物
- ケーキ、チョコレート、アイスクリーム等の飽和脂肪酸
- 炭酸飲料
- 砂糖たっぷりのコーヒー
- アルコール
- 抹茶
といったところでしょうか。
注意:
白髪対策のためには全く食べてはいけないというわけではありません。
あくまでも、食べ過ぎ、摂り過ぎには注意しましょうという意味での白髪に悪い食べ物という位置づけですので、誤解のないようにお願いします
中でも特に、アルコールは、肝臓に大きな負担がかかります。
その結果、機能の低下を招き、血行不良を起こし、白髪が増えてしまうという悪循環につながりかねません。
さいごに
白髪があることで、それが悩みとなってしまうのは、悲しいことです。
避けられない白髪は少しでも改善できるように、生活習慣や食事を見直したり、過去の記事でご紹介した白髪を目立たなくする方法を試してみることで、現在の白髪の悩みは解消していくことはできます。
いつまでも健康で明るく楽しく生活をしていきたいものですね^^!
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