白髪染めトリートメントの成分、敏感肌の人が気をつけるものは?アレルギーが起こるとどうなる?

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白髪を染める時、手っ取り早くて簡単なものといえば、パーツ別白髪を目立たなくする方法の記事でもご紹介しましたが、「白髪染めトリートメント」や「白髪染めシャンプー」です。

そこで、今回の記事では、普段はあまり意識することのないであろう、白髪染めトリートメントの成分白髪染めシャンプーの成分敏感肌やアレルギーのある人が気を付けるべきことについてお伝えしていきます。

目次

白髪染めトリートメントの成分で敏感肌の人が気をつけるものは?


最近は、白髪染めトリートメントのいろいろなメーカーが発売しており、種類もいろいろです。
テレビや雑誌の広告や特集を通じて知ったメーカーのものや、あるいは友人・知人から聞いて白髪染めトリートメントを選ぶ人が多いようですが、いったい

[char no=1 char=”疑問”]どんな成分から出来ているのか?[/char] 確認してみたことはありますか?

敏感肌の方は、実際に地肌につくものですし、頭皮がかぶれたりしないかも気になるところですよね。

白髪染めトリートメントに「無添加」や「天然成分」と書いてあれば、イメージ的にはなんだか肌にも良さそうな感じがする、といった認識の方が大多数かと思います。

また、もう少し成分について調べたことのある方であれば、
[char no=2 char=”疑問女”]「パラベン、シリコン、香料、鉱物油が無添加」とうたっているものが安全と聞いたことがあるけれど・・・これが入っていると何がいけないのかな?[/char] といった感じで、実際の所、どんな成分にどのような意味があるのか、気になるのではないでしょうか。

白髪染めトリートメントの成分を、大まかに分けると

  • 染料
  • トリートメント成分
  • 育毛成分
  • シリコン
  • 界面活性剤
  • 腐敗剤や乳化防止剤
  • 安定剤
  • 刺激を与える成分

これらの成分が入っています。

また、染料にも、「植物由来」と「化学由来」のものがあったり、トリートメント成分にも、「ハリやコシを与える成分」と「表面をコーティングする成分」があります。

ちなみに、具体的にどんな成分が入っているか、筆者が使っているものを見てみたところ、

水、ミリスチルアルコール、PG、ジメチルステアラミン、べヘニアルアルコール、ヘンナ葉エキス、加水分解ケラチン、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、クロスポリマー、ポリクオタニウム-73、シア脂、加水分解コンキオリン、オウゴンエキス、アルテア根エキス、カンゾウ根エキス、アジピン酸ジイソブチル、ミリスチン酸、ヘキシルデカノール、ココイルアルギ二ンエチルPCA 、乳酸、BG、フェノキシエタノール、HC青2、HC黄4、HC赤3、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-茶性16、塩基性青99、塩基性黄57

と書かれていました。

このように、素人目に見るとまったく聞いたこともないような成分がほとんどであり、本当にたくさんの成分が入っているわけです。

そして、最初にお話した、大まかな成分の中で、良くない成分として指摘されることが多いものは

  • シリコン
  • 腐敗剤や乳化防止剤
  • 安定剤

です。

シリコンは、鉱物性の油ですが、刺激はないので、髪や皮膚にダメージを与えることはありません。
ただし、長期にわたって使い続けると、シリコンが髪に残ってしまいます。
そうなると、毛穴を塞いでしまったり、カラーやパーマがうまくできなくなったり、トリートメントが浸透しにくくなったり、抜け毛や、肌トラブルの原因になったりという、問題が出てくると指摘されています。

腐敗剤や乳化防止剤、安定剤については、これらが入っていると、刺激が強い場合があるからです。敏感肌や、アレルギーのある人は気をつけたほうがいいでしょう。

他にも、「アミノフェノール」「レゾルシン」「加水化水素」は、湿疹が出たり、かぶれたりすることがあるので、敏感肌の人には注意が必要です。

また、白髪染めによるアレルギーは、「ジアミン」という化学物質が原因です。なので、「ノンジアミン」な、白髪染めトリートメントを使うことも大切です。

白髪染めシャンプーの成分でアレルギーの人が注意すべきものは?


白髪染めトリートメントは、手間なく気軽にできますが、白髪染めトリートメントよりもさらに気軽で簡単に使えるものが、白髪染めシャンプーです。

普通のシャンプーと何ら変わりなく、ただ洗って流すだけなので、今までの流れと何ら変わることがないことから、本当にラクです。

白髪染めトリートメントは、塗ってから短くても5分、待たなくてはならないため、普段から毎日トリートメントを使っている方であれば、それほどの違いはないかと思いますが、トリートメントは使っていない、あるいは使っていても月に数度だけた~まに、という方にとっては、ちょっとだけ手間が加わることになります。

しかし、これが白髪染めシャンプーであれば、普段のとおり(シャンプーの中身が違うだけ)なので、お手軽です。

こちらも、筆者が持っている白髪染めシャンプーの成分を見てみると、

水、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドDEA、塩化Na、39種の植物エキス(腿の葉エキス・ローズマリー葉エキス・アロエベラ葉エキス等)、リシリコンブエキス、ソルビトール、アラニン、リシン、アルギニン、デキストリン、酢酸Na、クエン酸、エタノール、塩基性茶16、塩基性青75、塩基性黄57、塩基性赤51、塩基性赤76、HC青2

このように書かれています。

「植物エキスが39種類も入っているなんて、髪にも優しくて栄養が浸透してくれのかな?」と薄く期待しながら購入したのですが、仕上がりも、結構サラサラになり、白髪染めシャンプーだからゴワゴワになったらどうしようと思っていた心配は杞憂でした。

そして、この白髪染めシャンプーに配合されている成分ですが、さきにお話した「白髪染めトリートメント」とは、発売している会社が違うため、書いてある成分の内容はお互い違います。

ですが、実は、白髪染めトリートメントと白髪染めシャンプーは、配合されている成分自体はだいたい同じなのです。
一言でいうと、トリートメントと、シャンプーの違いがあるだけなんですね。

なので、白髪染めトリートメントと同じようなことに注意して選べば、敏感肌の人でも、安心して使うことができるでしょう。

ただ、成分に変わりはないけれど、使い方や、染まり具合等に少し違いがあります。

白髪染めシャンプーは、白髪染めトリートメントに比べると、染まるまでかなり日数(最低でも7~14日以上)がかかってしまいます

当然のことですが、1、2回使っただけでは染まった感はまったくありません。使い続けることで徐々に染まってくるので、即効性はありません
白髪用トリートメントも、徐々に染まってくるという点では、白髪染めシャンプーと同じなのですが、それでも、トリートメントのほうが、シャンプーよりは数回使えばある程度色がついてくれます。

また、白髪染めシャンプーと白髪染めトリートメントの両方にいえますが、毛染め(カラーリング)と違って、手軽であることの他に、「髪が傷まない」ということが大きなメリットといえます。

白髪染めアレルギーが起こるとどうなる?


さて、1章の最後のほうで少し触れた、「白髪染めによるアレルギー」。
これは、いったいどんなものなのでしょうか?

そもそも、白髪染めには、様々な化学成分が入っています。
もちろん、これらの成分は、ちゃんと検査を受けて認可を受けているものなので、基本的には害になることはありません。
しかし、人によってはアレルギー反応を起こす場合もあります。

その中でも特に、PPDA(パラフェニレンジアミン)等、ジアミン系の成分は、アレルギーを起こしやすいと言われています。

このジアミン、実は、市販の白髪染めにも、美容室の白髪染めにも、配合されている事が多いのです。
でも、白髪染めトリートメントやシャンプーには「ジアミン」は入っていません

そういったことからも、ヘアカラーに比べると、染まる力はどうしても劣りますが、白髪染めトリートメントやシャンプーを愛用する人は結構多いようです。

もちろん、急な用事で即白髪を染めなくてはいけない場合にはヘアカラーで対応せざるをえなくなります。(※白髪の数が少ない場合には、白髪をカットして、白髪を目立たなくする髪型にするなど工夫することで切り抜けられるかと思いますが、本数が多くなるとそうもいかなくなってきます)

先ほど、市販の白髪染めや美容室の白髪染めには、アレルギーを引き起こしやすい成分が配合されていることが多いとお伝えしましたが、万が一「白髪染めによるアレルギー」の症状が出てしまうと、どうなってしまうのか、気になりますよね。

白髪染めによるアレルギーが起こると、

  • かゆみや痛み
  • 赤みや湿疹等の炎症
  • 顏やまぶたが腫れる
  • 肌がむくむ
  • 抜け毛

などの症状が出ます。

ここで注意したいことは、アレルギーの原因がわからなくて(これらの症状が白髪染めによるアレルギーであることに気づかずに)、次もまた同じ白髪染めを使ってしまうと、当然のことですが、再びアレルギー症状が出る可能性が高いわけです。
そして、これが繰り返される度に、だんだんと重症化して、嘔吐や呼吸困難、血圧低下による意識障害(アナフィラキシーショック)に陥ることもあります。

なので、もしも、かゆみや痛み等、初期の症状が出た場合には、なるべく早目に皮膚科を受診して相談するようにしましょう。
病院では、症状に合わせて、副腎皮質ステロイド剤の塗り薬や、抗アレルギー剤の内服薬が処方されるので、症状は次第に治まります。

もちろん、全員の方がそこまでの必要性はないかもしれませんが、もしかすると、このようなこともあるということは知っておいて損はない知識です。アレルギー症状をあまりにも軽視するのではなく、「気になれば早めの受診」は、本当に大切です。

また、今までアレルギー症状が出ていなかった人が、突然アレルギーになる場合もあります
なので、白髪を染める前には「パッチテスト」を行うようにしましょう
見た目も大事ですが、見た目以上に健康は何者にも代えがたいものですからね!

まとめ

普段、何気に何も気にすることなく「白髪染め」を行っていたという方も多いのではないでしょうか?

しかし、実は、アレルギー反応は軽視していると危険なこともある、といことがお分かり頂けたかと思います。

十分気をつけつつ、髪のおしゃれも楽しむようにしたいものです^^。

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