関東の梅雨明けと梅雨入りとはいつ?梅雨期間中に気をつけたいことは?

関東の梅雨入り梅雨明け
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関東の梅雨入り梅雨明け
梅雨入りしたのに雨が降らないという不思議な現象も起きたりしますが、基本的には梅雨シーズンは、日々じめじめした雨の日々が続きます。

頭では、雨も必要とは分かってはいても、毎日続くと、嫌になってしまうことも多いですよね^^。

ところで、梅雨の仕組みはご存知ですか?

今回の記事では、関東の例年の梅雨入り梅雨明けの時期梅雨の仕組み梅雨の期間中に気をつけたいことをお伝えしていきます。

目次

関東の梅雨入りと梅雨明けはいつ?

関東地方の梅雨の時期
梅雨の時期は憂鬱だけど、水不足等を考えると、やっぱりなくてはならないものですよね!

ところで、関東地方の梅雨の時期はいつからいつまでなのでしょうか?

イメージとしては6月中が梅雨シーズンと感じる方が多いと思いますが、実際の梅雨明けまで見てみると、年によっては大きくずれていることが分かります。

まずは、気象庁発表の、関東甲信地方の過去20年のデータを見てみましょう。

梅雨入り 梅雨明け
1997年 6/9頃 7/19頃
1998年 6/2頃 8/2頃
1999年 6/17頃 7/23頃
2000年 6/9頃 7/16頃
2001年 6/5頃 7/1頃
2002年 6/11頃 7/20頃
2003年 6/10頃 8/2頃
2004年 6/6頃 7/13頃
2005年 6/10頃 7/18頃
2006年 6/9頃 7/30頃
2007年 6/22頃 8/1頃
2008年 5/29頃 7/19頃
2009年 6/3頃 7/14頃
2010年 6/13頃 7/17頃
2011年 5/27頃 7/9頃
2012年 6/9頃 7/25頃
2013年 6/10頃 7/6頃
2014年 6/5頃 7/21頃
2015年 6/3頃 7/10頃
2016年 6/5頃 7/29頃
平年※ 6/8頃 7/21頃

表の一番下にある「平年」とは、1981年~2010年までの30年間の平均値です。

30年間は、WMO(世界気象機関)の規定で、10年ごとに更新されるため、2010年までの平均値になっています。

つまり、3年後の2020年にまた更新されて、今度は、1991年~2020年の30年間の平均値が、平年となるわけです。

さて、このデータから見てわかるように、梅雨入りと梅雨明けは、“何月何日頃”となっていて、断言されていないですよね?

実は、梅雨予想は難しいため、気象庁と言えども外れることがあり、これに対してクレームが殺到し、2年間、梅雨予想をしなかったことがありました。
そんな経験から、ちょっと曖昧な「」というようになりました。

では今年、2017年の梅雨予想はどうなのでしょうか?

そもそも気象庁の梅雨予報は、実際梅雨入りしてから発表されます。

梅雨入り→6月初めに多い傾向
梅雨明け→7月中旬~7月後半に多い傾向

関東地方は既に梅雨入りしていますが、過去のデータ平均を併せてみると、
2017年の梅雨明けの予想は、

梅雨明け→7月半ば~7月終わり

となります。

こうしてみると、梅雨期間は結構長いというのがお分かりいただけるのではないでしょうか^^;

梅雨入りと梅雨明けの基準は誰がどうやって決めているの?

梅雨入りと梅雨明けの基準
ところで、梅雨入りと梅雨明けの基準は誰がどうやって決めているのでしょうか?

まず、梅雨入りと梅雨明けの発表は、気象庁が担当していて、各地の地方気象台や管区気象台の情報を基に、気象庁本庁の気象予報部が判断しています。

ただ、1章でもお話したように、気象庁は、梅雨入りしてから梅雨の予想を発表します。
この予想を、「速報値」と言います。

そして、その年の梅雨入り・梅雨明けが、いつ頃だったのか、改めて検討して、修正されるのが、なんと!9月なのです。
これを、「確定値」と言います。

確定値は、実際の梅雨が終わってみて、それを検討して修正するので、この時期でも仕方がないとしても、

「速報値は、もう少し早くわかっていたら、遊びの予定も入れやすいのに…」

な~んて思っちゃいますよね?

でも、結論から言うと、それは仕方がないのです。

なぜかというと、
梅雨入りと梅雨明けの判断基準の定義」が、次の通りとなるからです。

梅雨入りとは

前日や当日が、曇りや雨で、週間天気予報でも、曇りや雨の日が多くなると「梅雨入り」となります。

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梅雨明けとは

梅雨前線が日本付近になくなり、週間天気予報が5日以上晴れや曇りで、暑い夏の天候に変わる頃。
つまり、梅雨の天候から、暑い夏の天候になる変わり目の頃を「梅雨明け」とします。

このように、梅雨入り・梅雨明けは、実際の天気と、週間天気予報を見て決めるというのが判断基準となっているため、梅雨入り宣言、梅雨明け宣言をもっと早くしてほしいというのはムリなのです。

「梅雨入りと梅雨明けの判断基準は、これだ!」という、明確な線引はなく、上記の定義を元に判断しているということなんですね。

梅雨はなぜ起きるのか?梅雨期間中に気をつけたいこと

梅雨期間中に気をつけたいこと
梅雨は、日本を含む東アジアに見られる特有な気象現象です。
そんな梅雨のメカニズムについて見ていきましょう。

梅雨はなぜ起きるのか?

北からの冷たいオホーツク海高気圧と、南からの暖かい太平洋高気圧がぶつかり合うと、その境目に梅雨前線が出来ます。

そして、上昇気流が起こり、それによって雲が発生し、たくさんの雨を降らせるのです。

梅雨前線は、二つの高気圧の力によって、北に行ったり、南に行ったりするのですが、これは、北海道まで移動することはほとんどありません。
このため、北海道には梅雨がないのですね。

でもたまに、梅雨前線が北海道にも近付くことがあるので、そんな時は、北海道でも梅雨のように、雨が続くことがあります。
これを、「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」と言います。

とにかく雨ばかりの梅雨は、健康面にも影響が出て、気をつけたいこともたくさん出てきます。

梅雨期間中に特に気をつけたいこと

梅雨の季節に特に気をつけたいことは大きく分けると3つあります。

これらを気をきちんと注意して過ごせば、梅雨の季節も快適に過ごすことができます。

食中毒

食中毒
梅雨の時期は湿度が高くなり、雑菌が繁殖しやすくなります。
清潔を心がけ、料理を作る際には、火を十分に通し、生ものはなるべく避けましょう。

カビ

カビ
カビも発生しやすくなります。
部屋の換気をこまめにして、布巾等も漂白しましょう。

洗濯物は、どうしても部屋干しすることが多くなりますが、部屋干し用の洗剤や、除菌スプレー等で工夫しましょう。

カビによって、カンジタ症、アレルギー性鼻炎等の症状が出る場合もあるので、注意が必要です。

また、この時期だけの問題ではありませんが、家庭でのレジオネラ菌の増殖がもっとも活発になると言われているのが、「初夏~夏」です。

特に小さなお子さんがいらっしゃる場合には、正しく知って対策をとるようにしましょう。

体調不良


梅雨の時期は、気温の寒暖差があったりで、体が付いていけず、自律神経が乱れて、体調不良が起こりやすくなります。

例えば、だるい、疲れやすい、頭痛、肩こり、食欲不振などなど…。

体だけでなく、イライラしたり、落ち込んだり、気持ちの面でも、症状が現れやすくなります。

そのため、普段から規則正しい生活習慣を心がけましょう。

晴れた日には外出したり、運動したり(ストレッチだけでもOK)するようにしましょう。
日光を浴びることで、セロトニンの分泌が活発になります。

心と体の健康に大切な「セロトニン」については、以下の記事をご参考ください。

また、十分な睡眠をとったり、気持ちをリラックスさせてあげることも大切です。

さいごに

日本に住んでいる以上、梅雨は避けて通ることはできないもの。

避けることができないのであれば梅雨シーズンも上手に楽しみ、快適に過ごせるようにしたいものです。

特に梅雨に気を付けることには注意をしながら、上手に気分転換して、今年の梅雨を少しでも快適に乗り切ってくださいね!

関東の梅雨入り梅雨明け

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