肩こりは本当にツライですよね><。
肩こりがひどいと、どんなに首をぐるぐる回しても、腕を回してもまったく効果なしでズンと肩に何かが載っているかのような重みを感じ、指でもんでみてもカチカチの岩のように固く凝り固まってしまい、まったくほぐれない・・・。それが日常的に感じられる症状になっているとしたら、「たかが肩こり」と、安易に見逃すことはできない状態です。
今回は辛い肩こりから解消されたいあなたのために、肩こりの原因と応急処置方法、病院への通院についてお伝えしていきます。
肩こりがひどい原因は?
肩こりは、読書やパソコン、スマートフォン等同じ姿勢のままで何かの作業を継続している時になりやすいものです。
程度の差はあれど、誰もが経験する肩こりの主な原因には以下の4つがあります。
「眼精疲労」
「ストレス」
「運動不足」
例えば、「同じ姿勢」
これは、同じ姿勢でいることにより、肩の筋肉の中で酸素が不足し、疲労物質がたまってきます。
疲労物質がたまると筋肉が硬くなり、血流が悪くなって肩こりの原因となります。
また、細かい字などをずっと読み続けていると、目や目の周りの筋肉が緊張して、「眼精疲労」になり、肩こりを引き起こします。
他にも、パソコンなどをじっと見ていると、瞬きの回数が減り、「ドライアイ」になって目が疲れてきて、肩がこってきます。
ただし、肩こりと同時に、頭痛や吐き気、めまいや手足のしびれなどの症状が出る場合は、もしかしたら何かの病気のサインかもしれないので注意が必要です。
肩こりと同時に感じられる症状から考えられる病気
これらの症状がある場合、考えられる病気には
- 脳血管の障害
- クモ膜下出血
- メニエール病
じわじわとしたしびれや、一定方向に曲げるとしびれる場合
- 脳梗塞
- 脳出血
- 椎間板ヘルニア
- むち打ち症
また、高血圧が原因で肩がこることもあるので、日ごろから自分の血圧はどれくらいなのか、把握しておくといいでしょう。
筆者も過去、肩こりがあまりにもひどくなり、急に頭がしびれた様な感覚になって、めまいまでしてきたことがありました。そのとき咄嗟に頭に浮かんだのは「もしかしたら脳梗塞?」という不安でした。
これはヤバいと思い、夜間でしたが、家族に車で救急指定病院まで連れて行ってもらいました。
でも、病院に着くと、徐々に症状は治まり、CTスキャンで診てもらうも「異常なし」という結果が・・・?!
そうなんです。原因はただの「肩こり」でした(苦笑)
考えてみれば、この日は久々に仕事が休みで、朝からパソコンに座り、ゲームや動画等いろいろ集中しすぎて見てたんです^^;。
やはり長時間、同じ姿勢のままで目を酷使したりしていると、肩に影響が出てきてしまうものなのですよね。
なので、そんな時は
- 目を休ませる→目薬をさしたり、こめかみのマッサージをしたり、窓から遠くの景色を眺める
- ウォーキングやストレッチ等、体を動かす。
- 首を回してみたりして、こりをほぐす。
このように、日ごろから上手に気分転換して、つらい肩こりを予防することはとても大切です。
筆者のように病気が原因ではないけれど、しびれを感じることもあるので、「しびれ→病気」と断言はできませんが、あまりにもひどい状態なのであれば、やはり病院で診てもらうのが一番です。
では病院にはどんなタイミングで何科に行けばいいのでしょうか?引き続き、見ていきましょう^^。
ひどい肩こりの時 病院は何科を受診するもの?
もし肩こりになったとしても、多くの人は
「ストレス社会の世の中。肩こりくらいは当たり前だから、そのまま放置して様子を見よう」
と思っているかもしれません。
でも実は、肩こりをそのままにしておくと、慢性化して、治りにくくなってしまうので注意が必要です。そんなに強い痛みの肩こりでなくても、肩がこってるな、としょっちゅう感じるようであれば、なるべく早いうちに病院で診てもらうのが得策です。
でも、病院と言っても、肩こり自体は病気ではないし、何科を受診したらいいのか分からないものですよね^^;。
そんな時はまず、「整形外科」に行くことをおすすめします。
整形外科に行くと、症状がひどければレントゲン撮影等で、こまかに肩の状態を見てもらえます。そして、もし万が一他の病気の疑いがあれば、別の病院を紹介してくれるはずです。なので、まずは、整形外科に行くといいでしょう。
そこで、肩こり以外に病気がないと診断されれば、通いなれた近所の整骨院等に通院でも大丈夫です。
ただし、肩こりより「頭痛・めまい・しびれ」の方が気になる比重が大きい場合には、抹消神経、筋肉の疾患の専門医である『神経内科』へ問い合わせてみてください。
このような症状がよりひどければ『脳神経外科』へ行きましょう。
また、「眼精疲労」の場合には『眼科』へ。
それから、あごがカクカク鳴ったりして痛くなる「顎関節症」が、肩こりを引き起こす場合もあります。このような時は、『歯科』を受診することになります。
こうやって見ていくと一言「肩こり」といえど、本当の原因を探っていくと該当の科も大きく変わっていきますね。
さて、どこの科にかかるにせよ
- 症状が出たのはいつ頃か
- どのように痛むのか
- どんな時に痛むのか
といった基本的事項は、問診の時に具体的に話せるようにしっかり把握しておきましょう。
そうすることによって、より正確な治療が受けられますし、診察もスムーズに運びます。
筆者は、頭痛持ちで、時々吐き気を伴なう片頭痛が起きて、しかも肩もすっごくこるというダブルパンチがやってきていたものでした。
とはいえ、子育てで忙しく、わざわざ遠くにある病院に行くのも時間的にも手間がかかるし・・・と、結構長い間、頭が痛くなったら市販の薬を飲んで耐え忍んでいました。
そんな時、息子がお世話になっている内科・小児科で、「片頭痛の外来」を始めたことを知り、ものの試しにと受診し、処方していただいた片頭痛の薬を服用したところ、頭痛に苦しむことがなくなり、さらに頭痛による肩こりから解放されて体調もばっちりとなりました。
この時、やはり、専門の病院できちんと見てもらうことはとても大事なんだなと、痛感しました。
そんな経験も踏まえて、なのですが^^、「早めの受診」を、ぜひ心がけてくださいね。
ひどい肩こりに効く応急処置方法は?
肩こりがひどい時は、病院で診てもらうことがベストですが、休日等で病院が休みだったり、仕事が繁忙期でなかなか病院に行く時間が取れない、といった場合もあるでしょう。そんな時には応急処置でその場を乗り切りましょう。
応急処置方法その1)ストレッチ
ストレッチと言っても、いろいろなやり方があるので、ここでは一番簡単にできるストレッチをご紹介したいと思います。
椅子に座った姿勢で
- 首を回す
- 首を前後に動かす
- 腕をぐるぐる回す
応急処置方法その2)指圧
肩こりに効くツボを指圧してみてください。
- 百会→頭の頂点にあるツボ
- 天柱→後頭部の生え際付近、首の骨の両外側にあるツボ
- 肩井→肩の中央部分のツボ
応急処置方法その3)温める
肩こりを解消するには、冷やすより温めることです。温湿布を貼ったり、蒸しタオルで肩を温めてみてくだい。
ただし、肩の炎症や、けが等で肩が痛い場合は、逆に温めてはいけません。そんな時は冷やしましょう。
そしてこれはちょっと裏技的でもありますが、意外に効果がある方法は『寝転がる』ことです。
長時間パソコンをやっていたりすると、知らず知らずに背中が丸まって前かがみになっていますよね?
そんな時、寝転がれば、縮こまった姿勢を開放できるので、とてもラクになります。
寝ながら背伸びをして、その後、できれば少しの間眠ってみると、より一層疲れがとれて良いでしょう^^。
まとめ
肩こりの原因と対処法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ストレス社会に生きている私たちにとって、肩こりは当たり前…と思われがちですが、放っておくと大事に至る場合もある、ということを頭に入れて、上手にストレッチを取り入れたり、慢性化する前に早めの受診をしたいものですね!
コメント