親しい友人や職場の同僚の結婚式に招待されたけど、どうしてもその日は出席できない・・・。
でもお祝いの気持ちはぜひ伝えたい、そんな時にお役立ちなのが「電報」です。
でも、初めて電報を送るとなると、
・どこで頼めば良いのか?
・いつまでにどうやって送ればいいのか?
・結婚式のお祝いを電報で送る上でタブーや気をつけることはあるのか?
などなど気になることがいっぱいですよね。
そこで、今回は、結婚式のお祝い電報の送り方と、相手別の電報の例文テンプレートをご紹介していきます。
結婚式の電報の送り方 いつからいつまでにどうやって送る?
結婚式の電報の送り方を早速、順を追ってみていきましょう!
1)電報の申し込み先はどこ?
電報は以下の3種類で申し込みができます。
- NTTの「115」に電話して申し込む。
- 郵便局に行って申し込む。
- インターネットから申し込む。
電報といえば『電話で申し込む』『郵便局から申し込む』のが昔からの一般的な方法でしたが、最近はインターネットで申し込むケースがほとんどです。
ネット上にある電報サービスのサイトを見てみると、いろいろなデザインや文例があり、選択肢もたくさんで、見てるだけでも楽しいですし、サイトに書いてある通りにすれば、誰でも簡単にいつ、どこにいてもカンタンに申し込むことができます。
もちろん、パソコンだけでなくスマホからも申し込めるので、とてもお手軽!
ということで従来の電報の申し込み方よりずっと利便性が高いというわけですね。
さらにお値段もリーズナブルで、例えば電報サービスのVERY CARD
結婚式の受付の隣などに飾ってもらえるととても華やかなお祝いの雰囲気を演出できますし、最近よく式場でも見かけるタイプの電報スタイルです。
職場の上司や同僚の結婚式であれば、社内で共同で申し込みすれば、一人あたりの負担は非常に安く、見栄えするバルーン電報を送ることができますよ。
2)結婚式の電報の記入の仕方は?
基本情報として、電報を送ってもらう業者に、以下の内容を伝えないと、電報は届きませんので、事前に間違いのないように確認をしておきましょう。
- 結婚式の日程、時間
- 結婚式場の住所、式場名、会場の名前(○○の間等)
- 受け取る友達等の名前
また、受け取る人が新婦の場合、旧姓で送りましょう。
結婚式に行くと、普通、入り口等には何々家・何々家のような、両家の名前が書いてありますよね?
なので、旧姓でフルネームを書いて送ってください。
差出人のところには、受け取る人がわかるように、住所や電話番号はもちろん、氏名と一緒にふりがなを記載し、職場関係の人であれば、会社名と所属も載せておくと尚良しです。
3)電報を送る時期はいつからいつまでに?
あまり早く送ってしまうと、
式場で保管している際に万が一紛失したらどうしよう?
など、いろいろ心配になってしまいますよね?
逆に、式の当日に届くとなると、何かとバタバタしていそうだし…。
気になる電報の送る時期ですが、結婚式の1日前に届くように送るのがベストです。
ただ、結婚式が午後に行われる場合は、披露宴が始まる1時間前までに届くように送れば大丈夫のようです。
電報の申し込み自体はギリギリになるとミスが起こるかもしれませんので、早めにリサーチ&手配をすませるのが良いでしょう。
筆者も友人・知人の結婚式に何度か出席しましたが、今風のバルーン電報やぬいぐるみ付きの電報は種類もたくさんあって個性豊かで本当に華やかで可愛らしく思えました^^。
結婚式の電報で使ってはいけない言葉や表現はある?
いくら電報を送る先が親しい知人であったとしても、結婚のお祝いとしてマナーは厳守しなくてはいけません。
そこで、NGなワード、使ってはいけない言葉や表現を以下にまとめました。
電報で避けるべき表現、文面は?
1)マイナスなイメージの言葉や表現
2)くだけすぎた文面
3)忌み言葉を使った文面
では、具体例を見てみましょう!
「別れる」「離れる」「帰る」「切れる」「割れる」「戻る」「出る」「帰る」「負ける」「去る」「裂く」「断つ」「最後に」「なおまた」「ではまた」等
別れや出戻ることが連想されるこれらの忌み言葉は、絶対使ってはいけません。
「ますます」「たびたび」「かさねがさね」「しばしば」「くれぐれ」「まだまだ」「みなみなさま」等
重ね言葉は、結婚が繰り返される再婚のイメージがあるので、これもNGです。
「死」「枯れる」「滅びる」「苦しい」「終わる」「散る」「無」「病む」「絶える」「痛ましい」「壊れる」「しめやかに」「憂い」「弱る」「褪せる」「果てる」「亡くなる」等
死を連想させる忌み言葉も、絶対使わないようにしましょう。
それから、「し」の付く言葉「塩」「四季」等も使わないほうが無難です。
また、何気に使ってしまいそうな「早くお二人のお子さんの顔が見たいです」等、一見何でもないように思えますが、子供の話は非常にデリケートな問題なので、控えたほうがいいでしょう。
その他にも、花言葉の中でも良くない花として、
- 「アジサイ→浮気」
- 「シロツメクサ→復讐」
- 「スイセン→うぬぼれ」
- 「ゼラニウム→憂うつ」
- 「クリスマスローズ→中傷」
- 「クロユリ→呪い」
- 「ラベンダー→疑惑」
- 「キンセンカ→失望」
- 「スイートピー→別離」
- 「ヒガンバナ→あきらめ」
- 「オトギリソウ→恨み」・・・等
があります。これらも結婚式のお祝いメッセージに載せる言葉としては避けたほうがよい言葉です。
もし、文章に忌み言葉を使わなければならないときは、違う言葉に置き換えましょう。
例)
・新しいスタートを切って→新しいスタートラインに立って
・最後になりますが→結びになりますが
・お祝いの言葉を終わります→お祝いの言葉といたします
それから、いくら親しい間柄だとはいえ、あまりにもくだけた言い方や表現(超何々~とかバカ~など)、みんなが引いてしまうような笑えないエピソード、新郎新婦の品格を貶めるような内容は、絶対に避けましょう。
結婚式という人生最高の門出の日をお祝いする電報なので、細心の注意をはらって慎重に電報を打つよう心がけましょうね。
続いて、相手別の具体的な結婚式の電報定型文をご紹介します。
結婚式の電報定型文テンプレート 職場編&友人編
電報のテンプレート文例は、既存のものがたくさん用意されていますが、友達宛と職場の人宛では内容が違ってきますよね?
では、具体的にどんな文例が適しているか、お話ししたいと思います。
まず、友達の場合。
仲良しの中で一番初めに結婚する友達へ、親しみを込めた文例
仲間内で一番最初に結婚する○○、ちょっと妬けちゃうけど、私たちの友情を上回る花婿さんの愛情を手に入れたのですね^^
これからも末永くお幸せに!ご結婚おめでとう。
学生時代の思い出を込めたいときの文例
ご結婚おめでとう。部活に修学旅行…あなたと過ごした学生時代が、昨日のことのように鮮明に思い出されます。
いつも明るいあなただから、きっと素敵な家庭を築かれることと思います。
心からお祝いを言わせてください。おめでとう!
新郎新婦共通の友達の場合
ご結婚おめでとうございます。お二人の豊かな個性で 明るく楽しい家庭を築いてください。
ご結婚おめでとうございます。お二人の歴史的な日に乾杯!
ご結婚おめでとうございます。
幼なじみのお二人。ここまでくる道のりは長かったけれど、これからも幸せな時間が永遠に続きますように。
出席できないときの文例
ご結婚おめでとうございます。
今日は出席できず、本当に申し訳ありません。
今度新居に遊びに行くので、○○さんの手料理ごちそうしてくださいね^^
どんなシチュエーションでも使える文例
○○くん、○○さん、ご結婚おめでとうございます。
この日の感動をいつまでも忘れず、長い人生を共に助け合って、温かい家庭を築いてください。
いつまでもお幸せに。
○○、結婚おめでとう!
本当にお似合いのお二人、いつまでも友達のような仲良し夫婦でいてください。
末永くお幸せに!
ご結婚おめでとうございます。すてきなお二人に乾杯!
今度新居に遊びに行きますね。いつまでもお幸せに。
ご結婚おめでとうございます。○○さん、優しくて可愛い○○のことをどうか大切にしてください。
その幸せにあやかりたいので、新居に遊びに行きますね。
次に、職場の人に送る電報の文例をご紹介したいと思います。
同僚に向けた文例
同期入社の私たちの中で、一足先に結婚する○○さん、おめでとう!
今度みんなで新居に遊びに行くね!
笑顔が素敵な職場のムードメーカーの○○さん。
どんな充実した明るい結婚生活を送られるのか、とても楽しみです。
ご結婚おめでとうございます。
職場仲間一同からの文例
ご結婚おめでとうございます。職場のみんなからお祝いの気持ちを贈ります。
笑顔あふれる温かい家庭を築いてくださいね。どうかお幸せに!
ご結婚おめでとう。仕事でも息がぴったりのお二人さん。
これからもずっと仲良く、温かな家庭を築かれることと思います。
社員一同末永いお幸せをお祈りしています。
仕事のできる○○さん、仕事と家庭の両立は大変でしょうが、職員一同応援しています。
どうかお幸せに。
先輩に向けての文例
○○様、○○様、ご結婚おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
職場ではいつもご指導頂きたいへん感謝しております。
チームや現場、皆さまから信頼を得ている○○さんだからこそ、温かいご家庭を築かれることと思います。
お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます。
出席できないときの文例
○○さん、○○さん、ご結婚おめでとうございます。
ご招待頂きましたのに、出席できず申し訳ありません。
お二人の未来が素晴らしいものでありますように、心よりお祈り申し上げます。
どんなシチュエーションでも使える文例
ご結婚おめでとうございます。
お二人の輝かしい門出を祝福し、末永いご多幸とご家族様方のご隆盛を祈願いたします。
ご結婚おめでとうございます。
お二人のご多幸を心よりお慶び申し上げます。
ご結婚おめでとうございます。
新郎新婦お二人の新生活が、実りのあるものになりますように、心よりお祈り申し上げます。
このような感じで、これらの文面をベースにして、自分なりにアレンジしたり、文面を加えるなどするといいでしょう。
電報の文面は、なるべく簡潔にすることを心がけてください。
そして、ちょっとしたエピソードを交えると更にいいでしょう。
友達には、とにかく素直な気持ちを表現し、思い出話を一言加えると、ただの例文テンプレート的な味気ない電報がグッと心のこもったものになりまよ。
職場関係の人には、お世話になったお礼を加えると、さらに良いでしょう。
どちらにしても、送って喜ばれる文面にすることが一番です。
さいごに
電報一つ打つのにも、いろいろマナーがあって、気を使わなければいけない面もあります。ですが、一生に一度のおめでたい結婚式。
大切な方に、真心を込めてお祝いの言葉を送ってくださいね^^。
コメント