唇の端が切れて血が出たり、裂けたまま口を開け閉めするために痛い思いをした経験、ありませんか?本当に辛いですよね><。
口は食べ物を入れる器官でもありますし、飲食物が付着したり、開け閉めで皮膚を安静にできなかったりで、一度切れると治りにくい部分でもあります。冬場の寒くて乾燥した日に唇の端が切れると、つい舐めたりして治りにくかったりしますよね。
唇の端が切れて炎症を起こすことを、口角炎といいます。切れてしまうと、口を大きくは開けられないし、塞がりかけた傷口が食事などでどうしても口を開けざるを得ないため、また切れたりと、痛みも長引きます。
外に出るなら化粧もしなければいけない、そうなると、唇の切れは痛みもしかることながら、見た目も気になりますよね。お化粧も傷口についてしまうし、余計治らないかもしれません。
今日は、口角炎についてみていきましょう。
唇の端が切れる原因は?
口角炎は、唇の両端(口角)が切れることです。なので、唇や他の部位にも症状が出るヘルペスとは異なります。
口角炎は、実はカンジダという菌が原因で炎症を起こします。カンジダは元来、わたしたちの体内に存在する菌(常在菌)ですが、例えばわたしたちの免疫力が低下すると発症します。
健康なひとは免疫が高いので、カンジダが増えすぎるのを抑えていますが、ストレスや体調不良などで免疫が落ちると、カンジダが増殖し感染を起こし、皮膚を刺激して「かぶれ」を起こすというわけです。
免疫を低下させてしまう原因としてはストレスと体調不良の他に、ビタミン欠乏症があります。ビタミンは適度に摂取していれば皮膚の状態を良好に保つ効果があります。特にビタミンB2・B6が足りなくなると、皮膚がガンジダに負けてしまい、炎症を起こしやすくなります。
また、環境としては乾燥があげられます。乾燥は皮膚を無防備にし、菌の侵入に対して弱くなるからです。ひび割れが生じた皮膚からガンジダが感染し、口角炎となる場合もあります。
そのため冬によくなりやすいと思われるわけですね。
唇の端が切れて治らない時の治療と注意点は?
一度口角炎になってしまうと、口の開け閉めをしないようにはできないことから、他の傷口に比べるとどうしても治りにくいですよね。
治りを早くするには口の周囲の皮膚の状態を良好に保つことが重要です。
口角の周辺を清潔に保ち、乾燥しないように保湿するようにしましょう。
特に唇を舐めるクセのある人は注意です。舐めることで保湿している気分になるかもしれませんが、実は湿度を保つことにはなりません。誤解が多いのですが、実は逆に舐めることで乾燥を助長することになるんですよ。
湿度を保つには、清潔に洗ったあと、きちんと水分を拭いて、保湿用のクリームなどを塗りましょう。ワセリンが一般的に保湿用にはよいとされています。
免疫力を高めることも、注意して実践しましょう。ストレスの元となるものを出来るだけ除去し、睡眠はしっかりとり、規則正しい生活を心がけましょう。そのために入浴時にしっかり疲れをとることや、休日に心身のリフレッシュを行うこと、適度な日光浴や森林浴、散歩なども意識していきたいですね。
口角炎対策にいい栄養素、食べ物は?
ビタミンの不足が原因にもなることから、栄養のバランスには注意しましょう。特にビタミンB2・B6を含む食品や料理を意識して多く食べるようにしましょう。
ビタミンB2は主に、レバーや納豆、うなぎや玉子に多く含まれます。
ビタミンB6は主に、レバーやマグロ、カツオや鮭やにんにくに多く含まれます。
どちらも多く含む食品にレバーがありますので、レバーが食べられる人は、上手に食卓に取り入れるようにしましょう。
同じ口のトラブルとして「口内炎」については以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてみてください♪
[nlink url=”https://mzstyle.net/kounaien.html”]まとめ
唇の端が切れたから、舐めて治そうとしていたのであれば、ますます治らないということに驚かれたかもしれませんね^^;。
放置すると治らないばかりか、痛みもずっとそのままですし、菌の侵入をずっと許していることになりますから、症状も悪化して、さらに治りにくくなるかもしれません。
唇の端が切れたな、と感じたらぜひ今回の記事を参考にして対策をとってみてくださいね。
また、症状がひどい時には病院を受診することで適切な薬も処方されるので、放置はせずに早めに治すようにしましょう。
[nlink url=”https://mzstyle.net/lips-dry.html”]
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