目にくまがあると、老けて見えたり、疲れているように見えたり、どうしても第一印象も悪くなってしまいがちですよね。
朝、メイクをしようと鏡の前に立ってひどい目のくまに気づいたら、出来ることならば、すぐにでも解消したいって思いますよね。
そこで今回は、目のくまを治す方法やメイクのコツなどお伝えしていきます。
目のくまを治す方法は?
目の下にできるくま・・・一言で片付けてしまいがちですが、実は、3種類ある、って知ってましたか?
しかもくまの種類によって、原因や治療方法も様々なのです。
そこで、種類別に分けて、説明していきますね。
目の下のくま【青くま】
寝不足や疲れなどにより、血行が悪くなって出来るくまです。
つまり、血管がうっ血して、皮膚が青くなることで出来るくまなので、青くまと呼ばれています。
また、生まれつき皮膚が薄い人や、色白の人もなりやすいといわれています。
そんな青くまを治す方法は、
・洗顔後、蒸しタオルやホットアイマスクを目の周りにのせる
・その後、冷たいタオルで冷やすと尚効果的
・上記を2~3回繰り返す
2)マッサージ
・クリームなどを塗って皮膚を保護
・目を閉じて、目頭から目尻のほうへ軽く押す(目の周りの皮膚は薄いので、強すぎるマッサージはNG!)
・こめかみの周りを、優しく押す
・目頭と目じりの間を、人差し指と中指で、交互に軽くパッティング
3)つぼマッサージ
・晴明~せいめい~(目頭のやや上、鼻の付け根部分)→親指と人差し指でつかむように指圧
・承泣~しょうきゅう~(瞳の真下、骨のふちあたり)→指のはらで、垂直に優しく軽く指圧
・瞳子りょう~どうしりょう~(目尻の約1㎝ほど外側の目尻のくぼみ部分)→人差し指のはらで、優しく指圧
4)葉酸、鉄分を多く含む食品を摂取する
・葉酸→キャベツ、枝豆、モロヘイヤ、焼きのり等
・鉄分→ほうれん草、ひじき、鶏レバー、高野豆腐等
また、目の周りの血行を良くするだけでなく、半身浴や適度な運動をして、全身の血行を良くすることも大切です。
また、喫煙は血行が悪くなるので、タバコも控えたほうがいいでしょう。
目の下のくま【黒くま】
加齢による皮膚のたるみや、むくみによって影になり、その部分が黒っぽく見えるくまです。
生まれつき、目の下の皮脂が薄い人は出来やすいといわれています。
また、3種類のくまの中で、一番消すのが難しいといわれています
そんな厄介な黒くまに有効なケアは…
・クリーム等で肌を保護
・目尻を引っ張って、その下に溜まった老廃物を、目頭方向へ流し、その後、それを目の下に流す
2)眼輪筋(目の周りを覆っているドーナツ状の筋肉)のトレーニング
・親指以外の4本の指で、眉毛の上を押さえたら、そのまま上に持ち上げる
・持ち上げたままの状態で目を大きく開き、3秒間キープ
・ゆっくり戻す
これを毎日10回やってみましょう。
3)表情筋トレーニング
・しばらく遠くの景色を見た後、遠くと近くを交互に見る
・5秒間、目をぎゅっと閉じ、その後5秒間、大きく目を開けたままの状態にする。これを5回繰り返す
4)コラーゲンを増やす
・真皮のコラーゲンを強化する働きのある化粧品を使う。(レチノールやビタミンC配合のものが良い)
・その後、セラミドにより真皮を強化し、保湿をしっかりとする。
また、塩分の摂りすぎは、むくみの原因になるので控えましょう。
キャベツやほうれん草などの葉物や、大豆、ナッツ類、ブルーベリー、玉ねぎ、ブロッコリー、トマト等の食品を多く摂りましょう。
目の下のくま【茶くま】
紫外線、外部刺激、かぶれ等により、茶色く色素沈着したり、乾燥による水分不足で茶色っぽくなったくまです。
そんな茶くまを治す方法は、
1)正しい洗顔と保湿
・肌をごしごし擦るのはNG
・泡でふわふわと優しく洗った後、クリーム等で保湿する。
・クリームを塗る際も、ごしごし擦らずに優しく塗る。
2)美白ケア
・ビタミンC誘導体やハイドロキノン配合の化粧品を使う(メラニンの生成を抑えるはたらきがある)
・ピーリング等でくすみを除去する
3)ビタミンCを多く含む食品の摂取(美白やコラーゲン生成に欠かせないのがビタミンC)
・果物(レモン・リンゴ・キウイ・アセロラetc)、パプリカ、ブロッコリー、モロヘイヤ
それから、筆者が個人的に気に入っているのは、“ローズヒップティー”です。
ご存知かもしれませんが、ローズヒップティーはお肌にすごくいいんですよ^^!
別名「ビタミンCの爆弾」と呼ばれていて(爆弾っていうのがすごいですよね!)、ビタミンCがレモンの9倍ともいわれているとか!?
ビタミンCは熱に弱いという欠点があります。
しかしローズヒップに含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくいのでホットにしても大丈夫です。
ローズヒップティーは、まさに目のくまの救世主といれるかもしれませんね!
また、目のくま用のアイクリームも市販されていますね。
筆者は使ったことはありませんが、知人に愛用者がいて、なんと!2週間くらい経った頃からくまが気にならなくなって、今ではすっかりきれいになったとのこと!
そんな効果を聞くと、使ってみる価値はありですよね^^
目のくまがひどい!治したいのに治らない場合には注射?それともプチ整形?
1章では、自宅でもできるケアについてお伝えしましたが、それでもなかなか治らない場合にはどうすればいいのでしょうか?
あまりにもひどいくまに悩んでいる場合には、思い切って専門医に診てもらうという方法もあります。
では、どのような治療法があるのか、一つずつ見ていきましょう。
・目の下のくぼみ部分に、ヒアルロン酸を注入する
・1本3~10万円くらい
ただ、デメリットもいくつかあります。
・影を消すことを目的にするのなら良いが、たるみやふくらみ部分と、ヒアルロン酸により出っ張ったところとが重なってしまい、余計くまが目立ってしまう。なので、たるみやふくらみが強い人には不向き。
・永久効果が期待できない
・内出血する可能性がある
・赤く腫れる場合がある(アレルギー反応)
・つっぱり感や凸凹感が出る場合もある
等々…
ただ、このような状態になってしまった場合でも、分解注射をすれば、元に戻すことができるそうです。
2)高濃度ビタミンC点滴
・静脈に点滴し、血液中のビタミンC濃度を一気に上げて、美白効果あり。
・色素沈着に効果的。
・1回5000円くらい(ただし、注入量によって異なる)
デメリットは、透析を受けている人、不整脈や心不全がある人、G6PD欠損症の人等は、受けることができません。
まれに、アレルギー反応や、頭痛、下痢等の症状が起こることもあります。
3)レーザー照射
・目の下の皮膚に、特別なレーザーを照射して刺激し、肌を活性化させる治療
・レーザーにはいくつか種類がある
「Vスターレーザー」→メラニン色素を分解し、くまを薄くさせる(茶くまに効果あり)
「ダイオードレーザー」→新陳代謝を高め、血行が良くなる(青くま、茶くまに効果あり)
「ジェネシス」→ヤグレーザーというものをあてることによって、角質除去、肌の生まれ変わりを促進(青くま、黒くまに効果あり)
・2週間くらい間を空けて、3~5回は受けたほうが効果的
・1回2~5万円が相場(ただし、10万円することもあり)
・即効性があり、効果が長く続く
デメリットは、やけどや水ぶくれができることもあるということと、料金が高いということ。また、機器の性能や、施術する人の技術によって、効果に差が出てしまうこともあります。
4)IPL光治療
・IPLとは、光を使った治療器のこと
・IPLという光を顔全体に照射する
・表皮と真皮のそれぞれに作用し、新陳代謝の促進やコラーゲンを増加するはたらきがある
・安全性が高い
・1回1~5万円くらい
デメリットは、光線過敏症やアトピー性皮膚炎の人は受けられないこともあるということと、複数回治療するため、しばらくは、通院しなくてはならないということ、ピリピリとした痛みがあること等です。
ちなみに、光の長さの違い・レーザー光の照射時間の違いから、レーザー照射とは、別のものとして区別されています。
5)経結膜脱脂法(眼下瞼脱脂術)
・まぶたの裏側から切開するため、傷跡も残らない
・永久的効果がある
・20~30万円くらいが相場(それ以上するところも)
デメリットは、しわが増えることもあるということと、窪んだように見えることもあるということ、2日~1週間、腫れが続くという点です。それに料金も他の方法に比べ、高額になります。
また、切開するので、個人的意見ではありますが、やっぱり怖いですよね・・・。
目のクマを隠すメイクのコツ!
さて、最後に、メイクによってくまを隠す方法をお伝えします。
1章でお伝えしたケア方法を日々実行して目のくまの解消に務めるとして、今日まさにこれから出かけるのに目のくまが目立つ!となれば、上手にメイクで隠したいものです。
まずは、目のクマ隠しに必須のコンシーラー!
コンシーラーを使うとき、青くまにはオレンジ系、茶くまにはイエロー系といわれていますが、オレンジもイエローも、明るすぎるものを選んでしまうと、かえってクマが目立ってしまいます。
なので、自分の肌色と同じ色か、1トーン暗い色のコンシーラーを使いましょう。
また、コンシーラーのタイプはリキッドより、固形タイプのほうが良いでしょう。
なぜかというと、リキッドタイプは厚塗りになりがちだし、時間が経つにつれて、皮脂崩れが起こりやすいからです。
それに比べて、固形タイプのものは、少量でもカバー力が高く、自然な仕上がりになります。
使い方は、
- 正しい洗顔をして、基礎化粧品を塗った後、コンシーラーを使う
- コンシーラーは少量を指に取り、目のくま部分にトントン叩き込むようになじませる。 目の下全体に塗るのではなく、クマの部分だけに塗るのがコツ
- コンシーラーを塗ったら、ファンデーションの代りに、フェイスパウダーをはたくようにして塗ると、より自然な感じになるのでおすすめです。
- どうしてもリキッドファンデーションを使いたい人は、リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダーの順に塗ります。
なぜかというと、その方が自然な仕上がりになるため。コンシーラーは、“粉状のものの前に塗る”ことがコツです。
とにかく、コンシーラーは「少量を薄く塗る」、これが基本です。たくさん厚塗りして、時間の経過とともに、皮脂によるメイク崩れが起こることは避けたいものです!
尚、黒くまに限り、コンシーラーで隠すことは難しいので、黒くまには、「視線誘導メイク」で、目立たなくしましょう。
これは、アイラインを濃くしたり、アイシャドーやリップを明るい色にする等、他に視線を誘導する方法です。
ただし、どこもかしこも濃くしてしまうと、ただ単にケバくて派手な下品な印象になってしまいかねません。濃くする部分は1つか2つにしてポイントを絞る必要があります。
さいごに
こうして見てみると、目のくまを治す方法は、いろいろあるということがお分かりいただけたのではないでしょうか?
とにかく、目のクマにはやはりなんといっても日頃のケアが一番大切です!
面倒くさがらずに、こまめなお手入れを心がけてくださいね^^。
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