乾燥しやすい寒い季節がやってくると、唇がカサカサしたり切れてしまったり・・・。
また、夏でもエアコン等で乾燥していれば、唇は何かと荒れがちなもの!
しっとり潤った健康的な唇は、チャームポイントの一つとなります。雑誌等の特集で「唇が魅力的な芸能人」なんてランキング目にしたことあるんじゃないでしょうか?
それだけ、口元は人に印象を残すパーツでもあり、唇が不健康に見えたり、ガサガサで汚かったりしては第一印象も台無しになってしまいます><。
できることならば、女子としては何歳になっても、一年中しっとりした乾燥しないぷるぷるの唇をキープしたいところですよね!
そこで、今回は、唇が荒れる原因をきちんと把握するとともに、乾燥しない唇をめざすための予防策とケア、そして唇が切れて痛い時の応急処置方法までお伝えしていきます。
唇が乾燥する原因は?
唇は、粘膜の一部です。角質が薄く皮脂腺がないので、皮脂や汗を分泌しません。なので、もともと水分が蒸発して乾燥しやすいパーツです。つまりデリケートな箇所というわけです。
唇は皮膚ではなく、粘膜なので傷つきやすいということを頭に入れた上で、そんな繊細な唇が乾燥してしまう原因をご一緒に見ていきましょう!
1)唇を舐める
唇がカサカサしているとなんだかついつい舐めたくなってしまいませんか?ちょっとでも水分が行き渡るような気がしたり・・・。
でも、これって実は逆効果なんですよ。
唇を舐め終わると次第に乾燥が進み、舐めることによって油膜も薄くなって、どんどん乾燥してしまうというわけです。
乾燥したら舐めるのではなく、リップクリームを塗る習慣をつけてくださいね。
2)唇の汚れ
食事後、食べ物が唇に残ってしまうと、それが刺激となって唇が荒れてしまうので注意が必要です。
3)口呼吸
口呼吸をすると、息が直接唇に当たりますよね?
口で呼吸をする時、息と一緒に水分も含まれながら、唇に付いた水分がどんどんと蒸発・乾燥していきます。そして、唇は荒れてしまいます。
つまり1)の“唇を舐める”と同じ原理です。
4)紫外線
言うまでもなく、紫外線は日焼けの原因です。
特に皮膚が薄い唇は、ダメージを受けやすいので、紫外線は大敵なのです。
紫外線対策は唇にも必要だったということ、意外と知らなかったという人も多いのでは?!
5)水分不足
水分が不足すると皮膚は乾燥してきます。
よって唇も乾燥してしまいます。
6)加齢
これはお肌と同じですよね。加齢と共に体の水分量が少なくなるため、どうしても乾燥しやすくなり、唇が荒れる原因になっています。
7)ビタミン不足
ビタミンB2が不足すると、皮膚や粘膜を正常に保つことができなくなり、唇が乾燥してしまいます。
8)胃腸の調子が悪い
上唇は胃、下唇は腸の状態を表すと言われていて、胃腸が弱ると抵抗力が落ちて、唇にも影響が出る場合があります。
9)摩擦
唇をティッシュ等で拭く、洗顔やメイク落としの際に擦りすぎる、就寝時布団で擦れる等の摩擦が原因で唇は乾燥してしまいます。
食後のティッシュでの口拭きや、化粧落としで口紅を落とす時などゴシゴシと強く摩擦を起こす拭き方をしないように要注意です!
10)その他に考えられる唇の乾燥原因
この他にも、口唇炎や口角炎、アレルギーやストレス、それに何といても怖いのが糖尿病。
これらの病気が原因で、唇が乾燥することもあるので、あまりにも治りが悪かったりおかしいと思ったら、皮膚科や内科を受診するようにしましょう。
唇の乾燥を防ぐための予防策、ケアは?
まず大切なことは、なんといっても唇にダメージを与えないことです。
とは言っても、ケアはしてるつもりが結構1年中かさついている・・・という方もいらっしゃるかもしれませんね。
特に冬はカサカサが止まらなくて、リップクリームは手放せない!という人は実際多いものです。
でも、実はこのリップクリーム、上手に使わないと逆効果になってしまうんです。
そこで、唇の乾燥対策と、ケアの方法を詳しくお伝えしていきますね^^。
1)保湿する
夏のエアコンや紫外線、冬の冷たい外気・・・。一年中、何かと乾燥が気になりますよね。
そんな時、一番大切なことは、唇を保湿することです。
中でも一番ポピュラーな保湿方法は、リップクリームを塗ることです。
でも、リップクリームのほとんどは、「薬用」「医薬部外品」と書かれていて、これは『荒れを防ぐ』ためのものなんです。
唇が荒れる前に塗ってこそ効果があるので、荒れてしまってから塗っても期待する効果はあまり感じられません。
なので、もし唇が荒れてしまったら、唇の荒れに効く「第3類医薬品」のリップクリームを使いましょう。
また、塗りすぎは禁物です!
多くても1日5回~6回、それ以上塗るのはやめましょう。
塗り方は、唇のシワに沿って縦方向に塗ります。
それから寝るときは、紫外線は浴びることはないので、UVケアのリップクリームではなく、普通のリップクリームか、ワセリンを塗ってください。
同量のワセリンとはちみつを混ぜたものを塗るとより効果的です。
但し、
唇を舐めることは乾燥の原因の一つなので、絶対に舐めないでください。
さらに、蒸しタオルで保湿するのもオススメです。
蒸しタオルの作り方は、タオルを緩めに絞り、耐熱皿にのせ、レンジで1分くらいチンすればOK!(※熱すぎないか、やけどにはくれぐれも注意が必要です)
簡単でしょ?ぜひやってみてくださいね!
2)清潔にする
摩擦は大敵ですが、汚れたら洗う、またはウェットティッシュや柔らかい布で拭く等、常に清潔を心がけましょう。そして、その後は保湿をお忘れなく!
3)ビタミンB2を摂取する
レバー、海苔、卵、納豆、うなぎ等、ビタミンB2を多く含む食品を積極的に取りましょう。
食品からの摂取が難しい場合にはサプリメント等を併用するのも良いでしょう。
4)紫外線対策
外出時にはUV効果のあるリップクリームを塗ってください。
5)呼吸法に気を付ける
1章でお話したように、口呼吸が唇の乾燥の原因につながります。そこで、鼻呼吸する習慣を身につけましょう。
鼻呼吸が難しい人は、マスクをするのも一つの方法です。というのも、マスクをつけていると吐息の水分で常に潤った状態になるからです。
6)胃腸を健康にする
胃と唇は、密接な関係にあります。
暴飲暴食は避け、規則正しい食生活を心がけましょう^^。
唇が切れて痛い時はどうすればいい?応急処置は?
唇の荒れが悪化すると切れてしまい、すごく痛いですよね。
そうなる前にケアするのが一番良いのですが、それでも切れてしまうことはあるものです。
特に冬ともなれば、気づいたら唇が切れてしまうという症状に悩まされる人が一気に増えます。
そんな時には『ワセリン』です。
リップクリームでは“唇の切れ”は直せないので、ワセリンを塗りましょう。
ワセリンは、保湿力が高く、余計な添加物が入っていないので、口に入っても安全です。(だからといって意識的に口に入れたいものではありませんが^^;)
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注意点としては、ほとんどのワセリンには防腐剤が入っていないので、清潔な手で塗ることです。
それでも治らないときは、皮膚科にくことをおすすめします。
弱めのステロイドが処方されるケースが多いのですが、1日3回つけることで、症状が和らぎます。
この薬は、実は薬局でも買うこともできるのですが、ヘルペスが原因で唇が荒れていると、ステロイドは逆効果になります。
そのため、なかなか治らない時はやはり素直に専門医で診てもらうほうが安心です。
あと、これは筆者だけに効力があるのかもしれませんが…^^;
【効能または効果「傷・やけど・ひび・あかぎれ・皮膚炎症etc」】
と書いてある、某有名塗り薬をつけたら、結構即効性がありました・・・。
以後、唇が切れたらわざわざ唇用の高い薬は買わず、それを使ってます。
唇以外にも傷やひび・あかぎれにも効果があるので、一石二鳥にも三鳥(いや、もっと?!)にもなるもので(笑)
メンソールっぽいので、苦手な人や皮膚の弱い人には不向きかもしれないし、これは私的な治し方なのであくまでもちょっとしたご参考まで・・・。
さいごに
寒くなると特に注意が必要な唇の乾燥。でも、日頃からケアをしっかりしていれば、大丈夫です。対策方法もきちんと知っていれば安心できますよね^^。
今年は、乾燥知らずの、しっとりぷるぷるの唇を是非キープしてみてくださいね!
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