ここ数年、日本でもハロウィンが身近になってきました。10月も後半になると、仮装で出かける人々を見かけるようになりましたね^^。
小さなお子さんにとっても、コスチュームで憧れのキャラクターに変身できたり、お菓子を沢山もらえたりと、特別楽しいイベントのはず。
ところで、そもそもハロウィにはどんな意味があるのか、みなさんはご存知でしょうか?
お子さんに
[char no=1 char=”疑問”]ハロウィンって何?[/char]
と聞かれ、困ったことがある方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「子どもと楽しむ。ハロウィンのすべて」として、
ハロウィンの意味や由来と起源、ハロウィンの食べもと簡単料理レシピ、そしてハロウィンの楽しみ方について、お子さんも読めるように簡単な文章でまとめました!
家族みんなで読んでみてくださいね^^。
ハロウィンの意味は?子どもにも分かりやすい由来と起源
ハロウィンは毎年10月31日に行われるお祭りです。10月に入ると、仮装をしている人を見かけるようになりますが、本当は10月31日だけがハロウィンです。
ハロウィンは魔女や好きなキャラクターに仮装して、お菓子をもらうイベントのようになっていますが、本当はきちんとした意味があります。知っていますか?
☆ハロウィンのはじまりは、何と2500年前!!
むかし、今のイギリスのあたりには、ケルト人という民族が住んでいました。今から約2500年前のケルト人たちにとって、お正月は11月1日で、10月31日が大晦日でした。
ケルト人たちは、毎年大晦日になると、野菜やお肉がたくさんとれたお祝いをしました。しかし、ケルト人たちは、悪い霊や魔女も同じ大晦日に村へやってきて、悪さをすると信じていました。
悪い霊や魔女たちに子どもがさらわれたり、家畜や家を荒らされたら大変です。そこで、ケルト人たちは、10月31日になると家の前に火を焚いて、悪霊たちが入ってこられないようにしました。
ある人は恐ろしい顔のお面をかぶり、悪霊たちをびっくりさせて、自分たちに近づいてこないようにしました。またある人は、悪霊たちにお菓子を配り、村からすみかへ帰るよう言いました。これが、ハロウィンのはじまりです。
ハロウィンはキリスト教のお祭りだと思っている方が多いかもしれませんが、その起源はケルトの収穫祭にあったのです。
のちにケルト民族はキリスト教徒に侵略されるのですが、その際にケルトの習慣もキリスト教に取り込まれました。
もともとキリスト教では、11月1日は万聖節というお祭りで、10月31日はその前夜祭にあたるので、聖者を英語で表した”hallow”にちなんで”Halloween”と名付けられました。
☆「トリック オア トリート」ってどういう意味?
日本語では「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ!」と訳されることが多いですね。ケルトのお祭りでは、お菓子をあげないと、悪霊や魔女たちから いたずら をされてしまうので、みんなに配れるよう、大量のお菓子を用意していたそうです。
今でも、大人たちはバケツいっぱいのキャンディーを用意してくれますよね。昔のやり方がそのまま残っているからです。
“treat”は本来、「もてなす、招待する」という意味です。ですから、”trick or treat”の正しい意味は、「いたずら?それとも、おもてなし?(もてなさなければ いたずら するぞ)」です。
前述したとおり、ケルト人たちは悪霊や魔女にお菓子を振るまって退散させていたので、「おもてなし」は「お菓子」と意訳されました。
☆ジャック・オ・ランタンってなに?
ハロウィンの飾りでよく見かける、顔がくりぬかれたカボチャのちょうちん。名前をジャック・オ・ランタンと言います。ジャックは人の名前です。ランタンはちょうちんのことです。
ジャック・オ・ランタンはケルト人がお祭りをしていたころから作られていました。いったいどんな意味があるのでしょう?
とてもずる賢いジャックは、生きているとき悪いことばかりしていました。ジャックはあまりにも悪い人だったので、死んだあと天国にも地獄にも入るのを断られてしまいました。ジャックの魂はどこにも行けず、ちょうちんを持ってずっとさまよっていたそうです。
この伝説から、ジャック・オ・ランタンは、死者のシンボルとなったのです。
伝説では、ジャックの魂は、蕪をくりぬいてランタンを作ったとされていました。ケルト人たちもそれに倣って、昔のハロウィン用ランタンは蕪で作られていました。
その後ハロウィンの風習がアメリカへ伝わった際、より手に入りやすいカボチャでランタンを作るようになり、今ではカボチャのちょうちんが定番となりました。
ハロウィンといえばカボチャと思いがちですが、カボチャは比較的新しいシンボルなのです。
現代のハロウィンは、クリスマスと並んで、最も盛り上がるお祭りのひとつです。しかしこのような恐ろしい由来があることは、あまり知られていないのではないでしょうか。
ハロウィンの食べものは?簡単料理レシピ
ジャック・オ・ランタンのイメージから、今やカボチャがハロウィンのシンボルとなりました。そして、ハロウィンの食卓にも、カボチャ料理は欠かせないものとなりましたね。
ここでは、親子で作れる超!簡単なカボチャ料理をご紹介します。
親子で作れる超?かんたんカボチャ料理2選!
材料(2?3人分)
皮をむいたカボチャ 250g
牛乳 500cc
固形ブイヨン 1個
溶けないスライスチーズ 1枚
1)カボチャを適当な大きさにカットし、柔らかくなるまで電子レンジで加熱する(600w/ラップをかけて)。
一度3分加熱し、竹串で刺してみる。
何の手ごたえもなく入っていくようなら取り出して放置し、粗熱をとる。まだ硬いようなら、再度2分追加する。この手順を、柔らかくなるまで繰り返す。
※容器が熱くなりますので、取り出しの際は注意してください。
2)粗熱が取れたら、マッシュで潰していきます。ある程度ペースト状になったら、泡だて器で滑らかになるまでかき混ぜます。
3)牛乳を少しずつ加えて混ぜていきます。
4)弱めの中火にかけて加熱します。沸騰する直前で弱火にして、砕いた固形ブイヨンを優しくかき混ぜながら加えます。
そのまま弱火で5分程度温めます。
5)冷蔵庫から取り出したばかりのスライスチーズを、食用バサミでカボチャのシルエットに切り抜きます。
※冷蔵庫から取り出してしばらく経つと、柔らかくなって切りづらいです。
6)スープを器によそい、上にカボチャのチーズを載せたら、完成です!
ポイントは、カボチャをきちんと柔らかくすること。茹でても大丈夫ですが、水っぽくなります。
材料(4?5人分)
カボチャ 1/4個
ジャガイモ 3個
きゅうり 1本
ツナ缶 1缶
たまご 2個
マヨネーズ 大さじ4?5 (お好みで加減してください)
塩・コショウ 適量
1)きゅうりは輪切りにし、塩でよくもみ、水を絞っておく。
たまごは硬めのゆでたまごにしておく。
2)カボチャは皮をむき、一口大に切る。ジャガイモも同様。
3)2)を柔らかくなるまで電子レンジで加熱する(600w/ラップをかけて)。
一度3分加熱し、竹串が通れば取り出し、ラップを外して粗熱をとる。まだ硬いようであれば、再度1分追加する。
この手順を、竹串が通るまで繰り返す。
※容器が熱くなりますので、取り出しの際は注意してください。
4)ゆでたまごの殻をむき、白身と黄身に分けておく。白身は5ミリ角ほどに切っておく。
5)3)に水を絞ったきゅうり、油を切ったツナ缶、小さく切った白身、手でパラパラに砕いた黄身(1個分。もう1個は残しておく)マヨネーズを合わせ、軽く塩コショウをしながらさっくりと混ぜる。
6)5)を大皿に盛りつけ、上から残った黄身1個をおろし金でおろし、一面に振りかける。オレンジ(というか山吹色?)のカーペットを敷いたような、色美しいサラダが完成!
なお、ジャック・オ・ランタン用ハロウィンかぼちゃの果肉は、食用には向いていません。
スーパーで売っている普通のカボチャを使いましょう。糖度の高いカボチャが向いています。
ハロウィンの楽しみ方!
ハロウィンの意味をご紹介してきましたが、やはり仮装やお菓子を思い切り楽しみたいのが、多くの方の本音ではないでしょうか。
10月に入ると活発になってくるハロウィンイベント。都内近郊で仮装して楽しめる、主なイベントをご紹介します。
都内近郊で仮装して楽しめるイベントまとめ
開催中、パーク内はハロウィン一色に彩られます。ハロウィン期間中だけのパレード、ショーは必見です。中学生以上のゲストは、フル仮装ができる日が決められています。ルールに則って、ミッキーの仲間たちとハロウィンを楽しみましょう。
・ディズニー・ハロウィン:9月8日から11月1日(ランド、シー 共通)
・フル仮装可能日(小学生以下は常時可能)
ディズニーランド:9月8日から9月14日、10月26日から11月1日
ディズニーシー:9月15日から9月17日
なお、ディズニー・ハロウィンのフル仮装のルールについては、こちらの記事も参考になさってみてください。
開催期間中、スカイツリーの展望台には、ハロウィン仕様のフォトステージが登場します。また、猫やカボチャのポシェットを提げたスタッフに「トリック オア トリート」と言うと、ハロウィン限定のステッカーがもらえます。
ソラマチひろばとソラマチ商店街は「ハロウィン村」に変身。ハロウィン一色に彩られます。親子参加型の日にち限定仮装パレード、「ハロウィン・ファミリーパレード」も開催されます。
・イベント開催期間:9月18日から10月31日
・ハロウィンファミリーパレード開催日:10月24日(土)、25日(日)、31日(土)
時間: 10:50/12:50 (各回50分)
参加人数:各回150名
応募方法:各回イベント開始20分前にソラマチひろば(東京スカイツリータウン1階)にて受付
参加費:無料
今年で31年の歴史あるハロウィンパレードです。表参道にて子ども(12歳以下)の仮装パレードが開催されます。その他、表参道ヒルズ本館地下3階「スペース オー」にて「ハロウィン広場」を設置。特設ステージやハロウィンブースが並びます。
また、表参道周辺店舗では「お菓子ラリー」が開催されます。
・開催日時:10月25日(日) 雨天の場合パレード中止(小雨決行)
参加費:1000円(パレードおよびお菓子ラリー)
※参加証購入方法は今後発表の開催要項をご覧いただくか、イベント事務局にお問い合わせ。
(問合せ先)03-3406-0988 商店街振興組合原宿表参道欅会イベント事務局
http://omotesando.or.jp/halloween/
まとめ
親子でハロウィンの意味を学んだら、あとは実際に楽しんでみるべし!
秋の実りに感謝しつつ、魔女さえ驚いて逃げ出すほどの素敵な仮装で、最高のハロウィンを楽しんでくださいね♪。
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