年賀状の由来は?いつまでに出すのがマナー?元旦到着のためにはどうすればいい?

年賀状の由来は?
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年初は半年なんてまだまだ先!と思っていましたが、いつのまにか折り返しの6月が過ぎ、秋が過ぎ…。
そう考えるとあっという間に年末がやってくるようですね。

私たち日本人が子供のころから親しんでいる年賀状。最近はスタイルも多様化し、転居や新築、結婚を併せてお知らせしたり、メールで済ませたりする方も多くなってきました。

そもそも年賀状ってどんな意味があったのでしょうか?時代とともに変化してきた年賀状について、現代に定着したマナーとともにご紹介します。

目次

年賀状の由来は?そもそもどんな意味でいつから始まった?

年賀状が一役も二役もこなす現代。写真付きの年賀状で楽しませてくれることもあれば、ずっと会っていないのに年賀状だけで繋がりを保っていることもありますよね。
そもそも年賀状はどんな意味をもってはじまり、どんな歴史を歩んできたのでしょうか。

年賀状、本来の意味は?

前年にお世話になった方や親戚あてに、お礼と新年も変わらずお付き合いしたい旨を書いた、いわゆる挨拶状です。本来は直接会って挨拶すべきところを、事情があって会えない方へ、代わりに書面で挨拶するものです。
しかし最近では、挨拶回りの有無にかかわらず年賀状を出すことが多いようです。理由は後ほど説明しますが、「挨拶回りの代わり」といった本来の意味からは、随分と変わってしまいましたね。

新年に挨拶する習慣はいつから?

新年の挨拶のはじまりは、奈良時代とも平安時代とも言われています。新年1日?15日の間(松の内)に挨拶回りをしました。(日本は江戸時代まで旧暦を使っていました。)当時新年の挨拶は、貴族や公家など、身分の高い人々の習慣でした。

「挨拶状」のはじまりは?

時は飛んで、江戸時代。位の高い武家や裕福な商人の間で、飛脚や使用人を使った書簡での挨拶が一般化しました。参勤交代や道路の発達により、遠方への挨拶が必要なケースが増えたことが要因です。

はがきタイプの年賀状のはじまりは?

明治維新で郵便制度が確立した二年後の1873年(明治6年)、「郵便はがき」が発行されました。安くしかも簡単にメッセージが送れるということで、これを機にはがきタイプの年賀状が急速に広まりました。
当初は依然として富裕層の習慣でしたが、その後10年ほどかけて、国民の間でじわじわと年賀状の習慣が一般化していきました。

「お年玉付き年賀はがき」のはじまりは?

太平洋戦争中は中止されていた年賀郵便制度(年賀状を1月1日の消印で元旦以降に届ける特別制度)も、戦後の1948年(昭和23年)に再開。翌1949年(昭和24年)にはお年玉付き年賀はがきが発行されました。

くじ付きのはがきはたちまち大ヒットし、単に挨拶だけだった年賀状が「新年の楽しみ」へと変わっていったのです。この頃から、挨拶に出向く予定があっても、年賀状を出すようになったと言われています。

こうやって見ていくと年賀状にも歴史がありますよね^^。

年賀状はいつまでに出すと1日の元旦に到着するの?

年賀状は新年一番初めの挨拶。できることなら元旦に届けたいですよね。元旦に到着するようにするためには年賀はがきは、いったいいつまでに投函すればいいのでしょうか。

郵便局の公式ホームページによると、確実に元旦に届けるためには、12月25日までに出すよう案内されています。

では25日を過ぎてしまったらどうなるのでしょう?郵便局の公式の立場としては、12月26日?12月28日の投函分は混雑状況次第となっています。また、28日までに投函された分についても、できるだけ元旦に届くよう配慮はされますが、差出しが集中した場合は元旦に届かないケースも。大切な方や取引先、上司への年賀状は優先して投函するようにしましょう。

年賀状を差出す際の注意点

・宛先を書く際、受取人住所はダブルチェックしても、郵便番号はあまり気にしていない方も多いと思います。しかし郵便番号は、郵便を宛先ごとにスピーディに振り分けるための大切な情報です。書き損じや空欄のまま投函すると、年賀状の到着を遅らせる原因になりますので、十分注意してください。

離島はもちろん、遠方へ出す場合は、通常よりも日数がかかることがあります。25日までに差出すようにしましょう

・海外へ年賀状を出す場合、所要日数は相手国によって変わりますので注意が必要です。また、郵便制度に不備があるような国では、出すたびに所要日数が大きく変わることも。以前私がフィリピンに手紙を書いたときは、届くまで2カ月もかかりました。

外国へは望んだ日に届くとは思わないほうが良いでしょう。年賀状の期間中に届けるのが難しい場合は、クリスマスカードに新年の挨拶をしたためることができます。その場合は12月に入ったらすぐに投函しましょう。

年賀状の返事はいつまでに出すのがマナー?

最近では、元日に年賀状を届けることにこだわらない人も多くなってきました。しかし、年賀状期間が過ぎた後に年賀状を出すことは、とても失礼なことです。時期に適した名目で季節の挨拶をしましょう。

「年賀状」という名目で返信できるのは松の内までです。松の内はエリアによって期間が変わり、関東だと1月7日まで、関西だと1月15日までとすることが多いです。

では、何らかの事情で松の内を過ぎてしまったらどうすればいいのでしょうか?松の内以降は「寒中御見舞い」として出しましょう。喪中に年賀状を受け取った際も、「寒中御見舞い」で返信できます。

まとめ

年賀状は礼を重んじる日本人が大切に守ってきた文化です。時代とともにスタイルが変わっても、相手へ真心を込めて送る気持ちは変わらないで欲しいものです。
近年、印刷のみで直筆のメッセージがない年賀状も見受けられますが、年賀状の本来の意味を理解し、ひとことでも添えて送るようにしましょう^^。年賀状を受け取った人にもあたたかいあなたの心が伝わって喜ばれますよ♪

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